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救援活動

バングラディシュサイクロン ~SVAからの報告~

社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)は、本会が運営委員と企画委員を出している仏教NGOネットワーク(BNN)の一端を担っているNGO 団体です。SVAより、新潟中越沖地震についての初動調査及び今後の予定に関しての報告のニュースリリースが届きましたので、HP上にて報告させて頂きま す。また、SVAが行う支援活動に関してのプレスリリースも、このページにて逐次報告を行ってゆきます。


2007年12月10日

バングラデシュ・サイクロン(台風)被害支援事業プレスリリース Vol.1

本リリースの印刷用PDFファイル

2007年11月15日(木)深夜、風速240kmの暴風雨をともなうサイクロンがバングラデシュ東南部の海岸を襲撃しました。その犠牲者は約3,000 名にのぼり、約30万人が住む場所を奪われました。発生から約1ケ月経過した今なお、多くの方が行方不明となっています。
日本ではあまり報道されなくなったサイクロン被害ですが、ネットワークを通じた情報収集により、被災地では衣服や家屋を失った状態であるにもかかわらず、 朝晩は10℃を下回る環境の中で十分な支援が行き届いていない状況であることがわかりました。そこで、SVAでは調査団を派遣することを決定し、11月 28日(水)から本会職員の伊藤と木村の両名が調査のため現地入りしました。

■■被災地の状況と課題■■
サイクロン襲撃から2週間が経過した被災地では、被災直後の腐敗した死体や家畜の異臭もなく、突風で飛んできたトタン板や木片の撤去作業が進み、政府や国 際NGOを中心に食糧などの緊急物資配布が実施されているなど、一見して落ち着きを取り戻しているかの様に見受けられました。

しかし被害の大きかった地域(ボルグナ県)に入ると、家屋が全壊してしまった人々が、元いた村から数キロ離れた幹線道路沿いに、倒れた木の枝や支援物資が 入っていたと思われる麻袋などを利用して粗末な小屋をつくり、避難してきた時の着の身着のままで支援を待っています。バングラデシュというと暑いイメージ がありますが、10月から乾季に入り、特に南部の入り江では朝霧が発生するとぐっと気温が下がってきます。そのため劣悪な環境で十分な食べ物がなく、風邪 から肺炎になる子どもも増えており、サイクロンのため生活水の供給源だったため池や井戸が汚染され飲料水が手に入りにくい被災地では、今後の病気蔓延が懸 念されます。

「家を建て直したいがその前に家族で食べる食糧も無い」被災者が口々に訴えていました。生計手段の全てを失ってしまったからです。11月の米の収穫期、 12月のイスラム教のお祭りでヤギなどの家畜が高く売れる絶好の機会直前に地域を襲ったサイクロン「シドル」は91年のサイクロン以上の規模であり、家屋 や農作物、家畜へ多大な被害をもたらしました。船や魚網を流されてしまった猟師たちも成すすべもありません。地域では他に生活手段が無いため都会に出稼ぎ に行くことにした人もいます。また、学校やコミュニティセンターなど施設が壊れ、子どもたちは教科書、文房具などを失ってしまいました。この災害により長 期間にわたって「学習の機会」が奪われることも懸念されています。

このような被災地の現状を鑑みて、SVAとしては支援を検討しています。

◇写真:道路の両側にある、一時的なお墓・遺体安置所(手前)と、仮の住まい
の小屋(奥)↓
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◇写真:全壊したコミュニティセンター(右)と、センターを利用する地域の人
々/アムタリ集落↓

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12月18日  

バングラデシュ・サイクロン(台風)被害支援事業プレスリリース Vol.2 

本リリースの印刷用PDFファイル

 2007年11月15日に発生したサイクロンから1ヵ月が経過しました。被災地では食糧や毛布などの緊急物資配布が行われる傍ら、家屋の再建や生活用水 を確保するためのため池の清掃など復興に向けた取り組みも始まっています。その一方で田畑や家畜などの生計手段を失った被災者は、全壊した家を立て直す蓄 えも無く、今後の生活に対しても大きな不安を抱えています。
 そこでSVAでは11月28日---12月5日に実施した現地調査に基づき、2008年1月より被災者の生活および被災地域再建の第一歩を支えるための 活動を開始します。支援活動にあたっては現地NGOと連携し、一日でも早く被災者の方々が笑顔と日常のくらしを取り戻すための活動を展開します。
 改めて皆さまにご支援をお願い申し上げます。

SVAの支援活動

当会は、現地パートナーのダッカ・アーサニア・ミッション(DAM)と連携しながら、被害の大きかったボルグナ県アムタリ郡にて、2008年1月から半年の予定で、下記の支援活動を実施します。

支援活動(1) 地域の集会所「ゴノケンドラ」の再建

ゴノケンドラは、竹や草葺き屋根など地域の資源をつかって地域の人たちにより建てられた集会所です。コミュニティースクールの役割も果たしており、公立学 校に通えない子どもたちが勉強したり、大人が識字教室や職業訓練を受ける学習の場ともなっており、地域にとっては重要な場所です。
アムタリ郡アムタリ地区ほか、6地区のゴノケンドラ20軒のうち全壊した18軒の再建を支援します。

支援活動(2) サイクロン・シェルター(避難所)の建設□

 被災地には地域住民数にみあったシェルターが無く、あっても遠くて利用するには不便であったり、老朽化して安全上の問題があるため、新たな建設が望まれ ています。また、同シェルターは防災拠点としてだけでなく、平時においては地域のためのイベント(予防接種など)や図書館活動といった子どもたちのための 教育センターとしても役割を果たしています。SVAは5棟の建設を支援していく予定です。

支援活動(3) 貧困家庭に対する生活再建支援□

生活再建が困難な1,000世帯の貧困家庭に対して、暮らしを立て直す第一歩へとつながるような物資の提供を行います。提供する物資内容は、ゴノケンドラの運営委員会や地域住民組織で協議され、決められた金額内で決定されます。
支援物資は、農家向け(種、苗、肥料、灌漑用機械など)、漁師向け(魚網や船など)などが想定されます。

支援活動(4) 子どもたちへの教材・学用品の配布□

生活再建が困難な家庭の子どもたち1,000人を対象に、教材・学用品の配布を行います。

◇↓写真:家を失くした家族と仮住まい(11月30日 ボルグナ県アムタリ郡)
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◇↓写真:全壊したゴノケンドラ (手前) と座礁した船 (奥)
(12月1日 ボルグナ県ボルグナサダル郡)

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SVAは以上のような活動を通じ、被災地域住民の主体的な復興活動を支援していきたいと考えています。
みなさまのあたたかいお力添えを宜しくお願い致します。

募金受付の郵便振替口座

加入者名:社団法人シャンティ国際ボランティア会
口座番号:00150-9-61724
※通信欄に「バングラ・サイクロン」とご記入ください。
※郵便局からの振り込み手数料は免除されます。 

詳細情報は今後下記HPに掲載いたします。

http://www.sva.or.jp/eru/bangla2007/

本件に関する問合せ先

(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)東京事務所 
緊急救援担当 木村、白鳥
〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3F
TEL:03-5360-1233  FAX:03-5360-1220
URL: http://www.sva.or.jp/ E-mail:eru@sva.or.jp  

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