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震災と宗教を考えるシンポジウム2011「もうひとつの生き方を探る」 10月10日13:30~増上寺にて開催

震災と宗教を考えるシンポジウム2011
「もうひとつの生き方を探る」

企画主旨:
2011年3月11日、日本は千年に一度とも言われる未曾有の災害にみまわれました。加えて原子力発電所の事故により、多くの方が苦難の日々を今まさに過 ごしています。突然家族を失った方々の深い悲しみ、住む家を追われ流浪の日々を送る方々の不安、それらの思いは察するに余りあるものがあります。

3月11日以後起こったさまざまな出来事は、被災地の方々のみならず、日本人すべてに大きな問いかけを発しているように思われます。それは、私たちの生き方そのものについての問いかけであるように受け止められます。

近年、日本の社会は、経済主導のグローバリゼーションの荒波の中で、さまざまな問題に直面してきました。景気の後退や社会保障の切り捨てなどによって、国 内ではワーキングプア、ネットカフェ難民、自殺といった社会問題が多数噴出しています。青少年のあいだでは人間関係の希薄化が進み、引きこもる若者の増加 や、不特定の人間を対象とした不可解な犯罪など、私たちの暮らしやいのちを脅かす危機的な現象も起こっています。

経済発展のみを目的としたグローバリゼーションは、世界的な規模で地域経済・共同体・伝統の崩壊を引き起こし、途上国における貧困・紛争・環境破壊はもと より、日本をはじめとするいわゆる先進国においても、格差社会などの問題を生み出してきました。モノ・カネを物差しとした目先の幸福を追求する価値観は、 もはや限界に来ているように思われます。

3・11は、そのような私たちの生きる価値観そのものを問い直すよう促しているように思われてなりません。今回のシンポジウムでは、持続可能な共生社会を 作るための新たな価値観を見いだし、宗教の可能性を考え、日本人が「もうひとつの生き方」を歩み出すためのきっかけ作りにしたいと考えます。そのことが、 震災でお亡くなりになった数多くの方々のいのちをつなぐ、真の意味での供養になるものと信じるものです。


■期日■

 2011年10月10日(月曜日・祝日)

13:00受付
13:30開会
13:45基調講演
15:00パネルディスカッション
17:00閉会

■会場■
大本山増上寺本殿地下1階「三縁ホール」

■主催■
「震災と宗教を考えるシンポジウム2011」実行委員会

■呼びかけ団体■
一般社団法人サルボダヤJAPAN、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、財団法人浄土宗報恩明照会、宗教者災害支援連絡会(宗援連)、財団法人全国青少年教化協議会・臨床仏教研究所(実行委員会事務局)他

■講師■
基調講演:A・T・アリヤラトネ(スリランカ・サルボダヤ会代表)
パネリスト:玄侑宗久(作家・政府復興構想会議委員)
杉浦正健(弁護士・元法務大臣)
髙木慶子(上智大学グリーフケア研究所所長
島薗進(東京大学教授、宗援連代表、実行委員長)
コーディネーター:神 仁(全青協主幹、実行委員会事務局長)

■対象者■
一般・宗教者他

■定員■
200名

■参加費■
1000円(協力金として)

■パネルディスカッション主題■
① 震災時における宗教及び宗教者の役割と可能性
② 震災後の日本人のもうひとつの生き方について

■講師&パネリストプロフィール■
A・T・アリヤラトネ(Ahangamage Tudor Ariyaratne)/スリランカ・サルボダヤ会代表。仏教精神による農村・地域開発の先駆者。世界各地でサルボダヤ・シュラマダーナ運動を提唱。スマ トラ島沖大津波に際しては、物心両面で被災者のケアにあたり、新たなコミュニティーとしての「エコビレッジ」の建設などに取り組んだ。マグサイサイ賞、ガ ンディー平和賞ほかを受賞。

玄侑宗久(Genyu Sokyu)/作家・花園大学客員教授。生死をテーマとして多くの作品を執筆。芥川賞・文藝春秋読者賞を受賞。東日本大震災を受けて、政府復興構想会議委員を務めている。

杉浦正健(Sugiura Seiken)/弁護士・一般財団法人杉浦ブラムチャリヤ代表理事。小泉政権下で法務大臣を務め、在任中一貫して死刑命令執行書への署名を拒否し続けた。

高木慶子(Takaki Yoshiko)/上智大学グリーフケア研究所所長・上智大学特任教授。震災や津波で家族を亡くした方々のグリーフケアや原発事故被災者のこころのケアを中心に活動を続けている。

島薗進(Shimazono Susumu)/東京大学教授。日本宗教学会会長。シンポジウム実行委員長。東日本大震災を機に「宗教者被災地支援連絡協議会(宗援連)」を立ち上げ代表を務める。宗教者の連帯による被災地支援を呼びかけている。

神 仁(Jin Hitoshi)/臨床仏教研究所上席研究員、実行委員会事務局長。被災した子どもや高齢者を対象としたこころのケアにあたる他、「福島子ども妊産婦支援プロジェクト」を立ち上げ、全国の寺院への疎開を進めている。



 

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