【浄土宗】第45回浄土宗総合研究所公開シンポジウム「岐路に立つ、これからの『お葬式』—死者と共に生きてゆく—」のお知らせ
イベント情報
本会の加盟団体である浄土宗は、第45回浄土宗総合研究所公開シンポジウム「岐路に立つ、これからの『お葬式』—死者と共に生きてゆく—」を2023年2月13日(月)に開催いたします。
(浄土宗より)
新型コロナウイルスが世を席巻して3年が経ち、ライフスタイルや価値観の小さくない変化が起こり、消費者としてのシビアな取捨選択がなされるなかで、儀式の簡略化や規模の縮小化など寺院を取り巻く状況にも多大な影響が起きている。
本シンポジウムで着目したいのは、コロナ禍において拍車がかかったとされる「消費者として納得感のある時間」を重視する傾向に、仏教界としてどのように向き合ってゆくかということである。仏教儀礼とりわけ葬儀式は非日常の特別な“時間”を創出するものだが、伝統ゆえの硬直化も免れ得ない。他方、伝統的儀礼の簡略化が、死者を悼む大切な“時間”を損ねているのではないかという懸念もある。さらには儀礼そのものだけでなく、前後周辺を彩るさまざまな演出やコミュニケーションの“時間”を含む広い意味での「お葬式」にいかなる価値が潜み、見直すべき点、残すべき点、新装すべき点が何かを、時代に合わせて問い直すことが必要であろう。
今回は冠婚葬祭に関連する近隣業界の指揮者と共に、これからのお葬式のあり方について一緒に考えてゆきたい。
◇パネリストと講題:
「日本社会と葬送の変動 —葬列から終活ブームまで—」
問芝志保(東北大学大学院准教授〈宗教社会学〉)
「寺院へのアンケート調査からみるコロナ禍が葬送に与えた影響」
小川有閑(大正大学地域構想研究所 BSR推進センター主幹研究員〈宗教学〉)
「これからのお葬式 —本質から葬送を考える—」
是枝嗣人(クローバーグループ 小金井祭典株式会社 代表取締役〈葬儀分野〉)
「コロナ禍における婚礼の現状と『お葬式』との共通点」
杉浦康広(目白大学短期大学部ビジネス社会学科専任講師〈ホテル・ブライダル分野〉)
「葬儀の読経と意味」
石田一裕(浄土宗総合研究所研究員、大正大学非常勤講師〈仏教学〉)
◇コーディネーター
工藤量導(浄土宗総合研究所研究員、大正大学非常勤講師〈浄土学〉)
◇申込方法:
参加ご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。
名称 | 第45回浄土宗総合研究所公開シンポジウム 岐路に立つ、これからの「お葬式」—死者と共に生きてゆく— |
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日時 | 2023(令和5)年2月13日(月)13時~17時(受付開始12:30) |
会場 | 【対面】大本山増上寺 光摂殿 講堂(東京都港区芝公園4-7-35) 【オンライン】Zoomウェビナー(申込みはこちら) |
入場料 | 無料 |
お問合せ | 浄土宗総合研究所 〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4 明照会館4階 HP:https://jsri.jodo.or.jp/ TEL:03-5472-6571 FAX:03-3438-4033 Email:info@jsri.jp |