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【新型コロナウイルス感染症関係情報】「接触機会の低減」に向けた、更なるご協力のお願い

2020年4月27日

声明・談話・要望書  コロナ情報 

-「接触機会の低減」に向けた、更なるご協力のお願い-(日本宗教連盟より全日本仏教会へ)

 「接触機会の低減」。これは日本宗教連盟から私どもへのお願いであり、私どもから当法人に加盟する団体各位へのお願いでもあります。
 門を閉ざすという苦渋の決断をされたお寺さま、テレビ会議を導入された宗派さま、葬儀や法要における指針を示された宗派さま・・・・・・。ここまで人々の接触を減らすための措置を、加盟団体の皆さまが次々ととられてきたことに感謝します。さらには、法要や法話を電波に乗せる、祈りを他宗教・他宗派に呼びかけるなど、不安に感じる人々に寄り添うため、新たな取り組みへと踏み出されたことには文字通り有り難いとしか言いようがありません。
 その中で大変恐縮ですが、ゴールデンウィークに向けて人々の接触機会を減らすために更なる協力をお願い申しあげます。下の【資料】にある「人との接触を8割減らす、10のポイント」等を今一度ご確認ください。

文化庁政策課)から文化関係団体等への事務連絡【資料】

 その上で私ども全日本仏教会から加盟団体各位へ、もうひとつお願いがございます。
 上の【資料】の情報の流れとしては「内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室→文化庁を含む各府省庁」が「別添2」、「文化庁→日本宗教連盟」が「別添1および1枚目」です。
 この「別添2」の「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」6ページに「医療・福祉従事者等に対する偏見や差別が広がっている」とあります。そしてそれは「家族に対しても及び」さらに「物流など社会機能の維持に必要とされる職業に従事する人々に対しても、同様」であると分析しています。
 その結果として、感染者や家族に不安や恐怖を抱かせるだけでなく、感染の事実の公表を遅らせ感染の拡大につながる。さらに社会を支える人々のモチベーションを下げ、医療崩壊や物流の停止を招く可能性があることを指摘しています。
 なんとしても防がねばならない事態です。
 加盟団体の皆さま、こうした差別をどうか食い止めていただきたいのです。

 私たちは医療現場に立つことはできません。しかし、社会を、人々を精神的に支えることはできます。釈尊以来2500年。仏教が今ここにあるのは、仏の教えにその力があるからです。どうか諸宗派の皆さま、できる限りの協力をお願い申しあげます。人々のいのちを護るために。