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「死刑廃止について」理事長談話

2020年1月31日

声明・談話・要望書 

 (公財)全日本仏教会では、理事長の下に三つの審議会があります。その一つに社会・人権審議会があり、2018(平成30)年12月11日開催した第2回の同審議会に理事長諮問をいたしました。 
 諮問は、「死刑廃止について宗教者はいのちの尊厳と人権的見地からどのように捉えるか」で7回の会議を開催いたしました。2019(令和元)年12月2日に同審議会委員長より答申書を受けました。
 死刑廃止は、その制度や被害者ならびに被害者遺族の方々、さらに加害者と加害者家族の方々など多くの課題を包含しています。さまざまな視点から検討し、議論を進めなくてはなりません。
 私ども仏教者は、仏さまの教えに基づいて「死刑廃止」についてどのように捉えていくかが問われています。いのちの問題として仏教者間で死刑についての問題を共有し、社会全体とのより一層の議論を深めていくことを期待しています。

令和2年1月31日
公益財団法人全日本仏教会
理事長 釜田隆文

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