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Rescue Operations

救援活動

台風9号豪雨被災地・兵庫県佐用町におけるSVA活動報告

本会救援基金より、BNN(仏教NGOネットワーク)を通じて社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下SVAと略す)に五十万円を兵庫県の台風被害救 援の為寄託致しました。それに対し、SVAより活動報告が寄せられました。機関紙『全仏』11月号には、紙面の関係上要約した文章しか掲載ができませんで したので、ホームページ上にて報告を掲載させて頂きます。

財団法人 全日本仏教会 御中

2009年9月7日
社団法人 シャンティ国際ボランティア会
緊急救援担当 薄木浩一郎


台風9号豪雨被災地・兵庫県佐用町におけるボランティア活動事業
活動完了


報告 1) 活動目的
社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下SVAと略す)は、2009年8月上中旬にかけて発生した豪雨および台風9号による水害に際し、より被害が多く出た兵庫県佐用町の災害ボランティアセンターの運営支援を行うため、8月17日から8月23日まで、職員2名を派遣した。水害は、長期にわたって多面的な支援を要する地震災害の場合と異なり、2週 間以内の力作業が重要といわれる。災害ボランティアは公的機関が直接的支援活動を行わない私有地(家屋)内において、感染症の発生源となる大量の泥水を掻 き出し、清掃・消毒し、家財処分するなどを行う重要な被災地復旧の担い手である。また地元の災害ボランティアセンターが高齢化が進む地方部では迅速にニー ズを拾い上げ、ボランティアの手を届けられるか否かが何よりも重要であるため、SVAから職員を派遣するという形で支援活動を行うことに至った。

2)被災状況と活動概要
兵庫県佐用町は人口約2万人で水害による主な住宅被害は、死者18人、行方不明2人、全壊161棟、大規模半壊194棟、半壊541棟、床上浸水179棟、床下浸水905棟(2009年9月7日現在、兵庫県発表)と いう状況下で、被害が深刻な世帯や高齢者世帯などを中心に「泥かき」や家具や畳の洗浄などの清掃作業を手伝うボランティアが必要となった。同町役場と同社 協ではマスコミやホームページなどを通じてボランティアを募ったところ、兵庫県下や近畿地方から、多数のボランティアが日帰りでの清掃活動を行うために、 連日、災害ボランティアセンターへ来ることとなった。水害発生後最初の週末(8月16日)には、活動するボランティアが1,800人 を超えた。SVAが参加する「被災地支援プロジェクト会議」(以下支援Pと略す)から、同災害ボランティアセンターの運営を補助するために白鳥職員に対し て派遣要請が来たため、SVA応援を決めた。同時にSVA独自の派遣要員として薄木職員を現地入りさせた。現場到着後は、主に町社協本部と佐用高校(災害 ボランティアセンターの中心機能)を往復し、地元社協事務局長や同会長に対してアドバイスを行った。また、被災後2度目の週末(8月23日)をむかえて、再び1,500人以上のボランティアが各地から来ることが予測された。効率的にボランティアに作業をしてもらうために、災害ボランティアセンターの運営支援を行った。 

3)「水害被災地清掃活動支援プロジェクト」
SVAの独自プロジェクトとしては、「水害被災地清掃活動支援プロジェクト」を行った。被災家屋の清掃作業に使用する高圧洗浄機(17台)と掃除機(洗浄後の水分吸い取り用のバキューム機3台)を購入し、町社協本部と2か 所の支所に設置した。同清掃機材は各災害ボランティアセンターの資材管理担当者に託され、被災者からのニーズがあった際にボランティアが使用し床や壁の清 掃の際に多用された。特に泥による被害が大きかった家屋や、老人福祉センターや保育所といった施設で非常に重宝され、ニーズや要望が多かった。地元町社協 が今回の被災地域内で同清掃機材を使えるように調整し、また他の地域で同様の水害が起きた際にも活用してもらえるように調整を行った。 

4) 活動期間
 2009年8月17日(月)~8月23日(日) 

5) 活動場所
兵庫県佐用町災害ボランティアセンター本部及び2か所の支所(作用高校、久崎小学校)とその周辺 

6)   派遣人員
(主担当) SVA緊急救援担当 薄木浩一郎: 8月18日(火)~8月23日(日)・
(副担当) SVA緊急救援担当 白鳥孝太:8月17日(月)~8月23日(日)
※白鳥職員は「被災地支援プロジェクト会議」からの派遣 

7)   ご支援により購入した支援物資・経費の内容
・高圧洗浄機: 17台
・バキューマー(掃除機): 3台
・ドラム式ホース: 3台
・ドラム式コード: 3台
・耐圧ホース: 6本
・延長電気コード: 14本
・ホース取り付け用金具: 9個
・災害ボランティアセンター運営支援スタッフ(1名)の派遣費
※もう1名の派遣費は「被災地支援プロジェクト会議」から拠出 

8)   収支・高圧洗浄機:         17,800円×17台=302,600円
   ・バキューマー(掃除機):     8,980円×3台=26,940円
   ・その他の資機材
(ホース、延長電気コード、ホース取り付け用金具等):70,460円
   ・事業運営費(車両、運搬費):        23,310円
   ・現地活動調整費、通信費、交通費:               76,690円 
    収入(全日本仏教会からのご支援):      500,000円
    支出:                          500,000円
収支:       0


老人福祉センターで活用された高圧洗浄機

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