おしゃかさまQ&A

おしゃかさまQ&A

Questions

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Answers

1.いつお生まれになったのですか?
今から約2,500年前にお生まれになりました。
2.どこでお生まれになったのですか?
釈迦族という部族の王子として、ルンビニー(現ネパール)でお生まれになりました。
3.いくつかあるお名前の意味は?
悟りを開かれるまでのお名前は、ゴーダマ・シッダールタとおっしゃいました。悟りを開かれてからは、仏陀(ブッダ・目覚めたもの)となられました。また、釈尊とは釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)の略で、釈迦族の聖者の意味があります。
4.お父さまとお母さまのお名前は?
お父さまはスッドーダナ(浄飯王・じょうぼんおう)、お母さんはマーヤ(摩耶夫人・まやぶにん)とおっしゃいます。
お母さまはおしゃかさまを出産された後、まもなく亡くなりました。
5.おしゃかさまは結婚しておられたのですか?
奥様はヤショーダラという方だったと言われています。男のお子さまもおられ、 ラーフラ(羅睺羅・らごら)という名前でした。 後に仏陀となったおしゃかさまの弟子となられました。
6.出家されたのはなぜですか?
王子としての生活を送りながらも、苦しみや悩みを背負って生きている人間の本当の姿に気がついたおしゃかさまは、その解決のための真理を求めるため、29歳の時出家されたのです。
7.悟りをひらかれたのはいつですか?
出家の後、6年にも及び苦行を行い、その無意味さを理解したおしゃかさまは、ブッダガヤ(現インド)の菩提樹の下で静かに瞑想に入られ、やがて悟りを開かれました。この時、仏陀(ブッダ・目覚めたもの)となられました。
8.何を悟られたのですか?
世の中すべてのものは、互いが支え合い絶えず移り変わっています。これを縁起といいます。お互いが原因(因)と条件(縁)となり、その姿を刻々と変えていきます。しかし私たちはそれを認めようとせず、欲望からそれらのものを自分の思うようにしようとします。それが叶わないことから、人間のすべての悩みや苦しみが生まれてくるのです。この真理に最初に気がつかれたのです。
9.苦しみから離れるにはどうしたら良いのでしょうか。
おしゃかさまは、世の中は全てが苦である(苦)、それには原因(集)がある。その原因とは世の中全てのものが縁起して、何一つ永遠不変なものはないということ。その真理に気がついて苦の原因をなくす(滅)ことができれば悟りを得ることができる。その為の具体的な方法(道【八正道・はっしょうどう】)を示されたのです。
10.八正道について教えてください。

以下を行うことで、迷いを離れ悟りに到達することができるとおしゃかさまは説かれました。

1.正見(しょうけん) ・・・ 正しく物ごとを見る
2.正思惟(しょうしゆい) ・・・ 正しく物事を考える
3.正語(しょうご) ・・・ 正しく物事を話す
4.正業(しょうごう) ・・・ 正しい行いをする
5.正命(しょうみょう) ・・・ 正しい生き方をする
6.正精進(しょうしょうじん) ・・・ 正しい努力をする
7.正念(しょうねん) ・・・ 正しい道を思い念ずる
8.正定(しょうじょう) ・・・ 心静かに精神を持ち、正しく心を整える

11.悟りを開かれたのち、おしゃかさまはどうされたのですか?
サールナート(鹿野苑・ろくやおん 現インド)という所で、以前苦行を共にしていた5人の修行者に説法(初転法輪・しょてんぼうりん)をされました。この5人がおしゃかさまのはじめての弟子となります。以後80歳まで、各地を巡り伝道を続けられました。
12.亡くなった時の様子を教えてください。
亡くなった年はいくつか説がありますが2月15日、おしゃかさまは80歳でインドのクシナガラで亡くなり次のような言葉を残されました。「あらゆるものは、うつろいやすいものである。怠ることなく、精進せよ。」「私が説き示した法と律が、私の亡きあとはあなたがたの師である。」そのご様子は、釈迦涅槃図として残されています。
13.お釈迦さまの亡くなった後、仏教はどうなったのですか。
弟子たちが集まってお釈迦さまの教えを確認し、お経にまとめる結集(けつじゅう) という集まりが数度もたれました。そして、多くの経典が編纂され、教えに対して様々な解釈の深まりが生じ、時代の移り変わりの中、やがて多くの仏教の宗派が誕生しました。
14.日本へはどのように伝わったのですか。
仏教はシルクロードを通って中央アジアから中国へ伝わり、初期には朝鮮半島を通じて、やがて中国から直接日本へと伝わりました。また東南アジアへは、海路を中心に伝わりました。
15.日本の仏教宗派・団体とその催しについて教えてください。
それぞれの宗派の詳細については、ホームページ等でも紹介されています。加盟団体紹介から一部ご覧いただくことができます。また、主な催しものについては本会のホームページでも逐次紹介していきます。