真言宗須磨寺派(しんごんしゅうすまでらは)

真言宗須磨寺派(しんごんしゅうすまでらは)

真言宗須磨寺派の特色

真言宗須磨寺派の本山。仁和2年(886)に、聞鏡上人が勅命を受けて、当地に聖観世音菩薩像を本尊として奉祀したのが始まりとされています。正式名は上野山(じょうやさん)福祥寺(ふくしょうじ)ですが、古くから「須磨寺」の通称で親しまれてきました。

平敦盛愛用の「青葉の笛」や「弁慶の鐘」、さらに「敦盛首塚」や「義経腰掛の松」など、多数の重宝や史跡があり、「源平ゆかりの古刹」として全国に知られています。。 古来より源平の浪漫を偲んで訪れる文人墨客も数多く、広い境内のあちこちに句碑、歌碑が点在しています。

須磨寺の主な行事

●新春開運修正会・大般若転読法要 正月元旦 午後2時~ 本堂

新年にあたり、その年一年の無事を祈る大法要です。全六百巻の般若経を転読することにより、新しい年の邪気を払います。
祈祷札の受付をしておりますので、詳しくは須磨寺本坊寺務所までお問い合わせ下さい。
※本堂外陣の席数に限りがございますので、祈願札をお申し込み頂いた方及びご家族の方の入堂を優先させて頂きます。

●先師忌土砂加持法要 2月12日 午後3時~ 本坊客殿

先師忌とは、寺院の護持発展に努めた先代の住職方に対する報恩謝徳のために行う法要で、土砂加持とは、光明真言によって土砂を加持し、その土砂を墓地などに撒くことによって、亡者の諸々の罪報を除き、菩提を成ずる功徳ありとする、古式に則った密教法儀です。どなた様もご自由にご参拝頂けます。

●十三まいり 4月2日 午後1時~ 本坊書院

十三まいりとは、古来より、生まれ年の干支が初めて巡って来る年(数え年13歳)に、虚空蔵菩薩様に智恵と福徳と健康をお授け頂き、心身共に大人へと歩んで行く子供の成長を喜び、仏様のご加護をお祈りする行事です。書院道場にて読経を奉納し、管長様より額に虚空蔵菩薩様の種字をお授け頂きます。

●四万六千日法要・みあかり観音供養会(灯明会) 8月9日 午後6時~ 本堂・本堂前境内地

四万六千日法要   午後6時より   本堂にて
みあかり観音供養会 法要に引き続き 本堂前境内地にて

この日は、一日のお参りが四万六千日のお参りの功徳に匹敵するという、観音様の勝縁の日です。本堂での法要にて、檀信徒の初盆精霊の供養をさせて頂き、引き続き境内にて、皆様からご奉納頂いた蝋燭の炎で、観音様のお顔を描き出します。
和太鼓の奉納演奏などの余興もありますので、どなた様でもご自由にご参拝下さい。

●お盆施餓鬼供養 8月12日~15日 終日

この期間は、午前8時から午後5時までの経木供養に加え、本堂にて午前9時から午後4時半まで、30分ごとの特別供養を執り行います。
また青葉殿(納骨堂)でも、午前9時より午後4時半まで、30分ごとに特別供養を執り行います。ご先祖様のご供養にお参り下さい。
なお、8月13日の定例の護摩行は、お休みさせて頂きます。

●盆大施餓鬼法要 8月15日 午前10時~ 本坊書院

近在寺院住職方にご出仕頂き、盆施餓鬼の法要を執り行います。お申し込みを頂きましたら、塔婆をご用意し、法要にてご供養させて頂きます。  

●青葉殿盂蘭盆会法要 8月17日 午前9時、昼12時、午後3時 青葉殿

主にご納骨を頂いている檀信徒の方を対象として、一日3座のお勤めを執り行います。
ご家族皆さんお誘い合わせてご来山頂き、法要に参座してご先祖様に香華を手向け、また境内の散策をお楽しみ頂ければ何よりです。

●須磨の火祭り 柴燈護摩火渡り修行 11月23日 午前11時~

須磨寺境内に於いて、柴燈護摩法要並びに火渡り修行が執り行われます。特に火渡りは、火生三昧とも呼ばれる荒行です。
この機会に、お不動様との勝縁を結ばれますようご案内致します。
事前にお申し込み頂いた方には、お札と行者手ぬぐいをお渡し致します。

●12月31日 午後11時45分~

一、除夜の鐘  先着108名の方には、祈念品をお渡しします。21:30に配布する整理券をお受け取りの上、順番にお並び下さい。108名以降の方も午前2時までご自由に鐘を撞いて頂けます。
二、千巻心経護摩法要  行く歳の厄難を払い、来る年の勝福を願い、護摩の行と共に、般若心経をお唱え致します。どなた様でもご参加頂けます。

ご挨拶

当山のご本尊は聖観世音菩薩で、新西国第二十四番の霊験あらたかな観音霊場ですが、同時に神戸から阪神方面では「須磨のお大師さん」の名で親しまれているように、この地域での弘法大師信仰の中心霊場として、毎月二十日、二十一日の縁日には境内に多数の露店もならび、多くの参詣者で賑わいます。

また、昔から源平ゆかりの寺として、平敦盛遺愛の「青葉の笛」を始めとした、種々の宝物や遺跡が多いことで知られてきました。そして、名勝須磨の土地柄にふさわしく、境内には芭蕉や子規などの文学碑も多く、須磨で生まれた古典芸能として珍しい一絃琴・須磨琴の優雅な演奏(兵庫県無形文化財)も今に伝えています。このように、歴史、文学、芸能にも縁の深い霊場であることが、当山の特色であります。

基本情報

宗派名 真言宗須磨寺派(しんごんしゅうすまでらは)
本山 大本山 須磨寺(だいほんざん すまでら)
別称(正式名称) 上野山 福祥寺(じょうやさん ふくしょうじ)
問い合わせ先 〒654-0071 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8
TEL 078-731-0416(代)  FAX 078-731-6859
http://www.sumadera.or.jp/
参拝案内 寺務所受付時間
8:30~17:00
駐車場 あり 
無料駐車場(開門8:30~閉門17:00)
代表 真言宗須磨寺派宗務所(福祥寺内)

アクセス

●駅・バス停から徒歩でお越しの場合
山陽・阪神「須磨寺駅」より北へ5分。
JR「須磨駅」より北へ12分。
市バス「天神下」より北へ12分。

●お車でお越しの場合
国道2号線の千守交差点の標識に従って北上、高速道路の場合、東より阪神高速月見山ランプ、または西より第二神明高速須磨ランプを経て旧神明道路へ出てからトンネルを越えてすぐ。