全日本仏教青年会の特色

全日本仏教青年会とは？

全日本仏教青年会（All Japan Young Buddhist Association / JYBA）は、1977年に設立された日本全国の宗派・地域の垣根を越えて活動する仏教青年団体です。また、世界仏教徒青年連盟（The World Fellowship of Buddhist Youth / WFBY）唯一の日本センターでもあります。和を重んずる仏教精神のもと、仏教青年相互の密接なる連絡・連携・友好をはかり、真に時代に即応する活動を展開するとともに、全世界の仏教徒と交流を深めつつ、仏教文化の宣揚と世界平和の進展に寄与することを目標に活動しています。

世界仏教徒青年連盟とは？

世界仏教徒青年連盟（The World Fellowship of Buddhist Youth / WFBY）とは、未来を担う青年たちの仏教に対する理解を広め、深めることを目的に結成された国際ネットワークです。1950年、スリランカの提言によって、タイ、日本が中心となり設立された世界仏教徒連盟（The World Fellowship of Buddhist / WFB）の第10回世界仏教徒会議において、1972年5月に発足しました。現在では16ヶ国、42の国を代表する仏教団体が会員として加盟する世界最大の国際仏教青年組織に成長しています。
世界仏教徒青年連盟は、交流プログラムやリーダー育成研修などの活動を通じ、世界中の青年仏教徒の交流を促進すると共に、仏教に基づいた人材の育成に取り組んでいます。また、青年を対象とした活動だけではなく、青年を指導する人々のためのプログラムも実施しています。
日本では、全日本仏教青年会（All Japan Young Buddhist Association / JYBA）として世界仏教徒青年連盟に加盟し、日本国内唯一のセンター（Regional Center）として各国の青年仏教徒との交流を深めつつ、世界平和への貢献と仏教の宣揚を目的に活動しています。また、本会代表者が会長代行、執行役員を努めています。

全日本仏教青年会の活動について

全日本仏教青年会は、国際委員会、救援委員会、教化研修委員会、広報委員会、諸宗教対話委員会などの委員会を組織し、様々な活動に取り組んでいます。

仏法興隆花まつり千僧法要

仏法興隆花まつり千僧法要は、奈良の東大寺大仏殿を会場に開く大法要です。聖武天皇が生命あるものすべての幸福と安寧を願い、大仏造立を発意され東大寺に千僧・万僧を招き、開眼供養を催されたとの故事にならい、昭和63年（1988年）の第1回以来、毎年4月26日に華厳宗大本山東大寺にて開催しております。日本全国から宗派の垣根を越え多数の僧侶が参集し、慶讃の一般の人々とともに東大寺の大仏（毘盧遮那仏）の前で、苦悩するすべての人々の救済や人類の福祉向上、世界の平和と仏法興隆の祈りを捧げています。

国際交流

海外の仏教徒との交流にも積極的に取り組んでいます。世界最大の仏教青年組織である世界仏教徒青年連盟（The World Fellowship of Buddhist Youth / WFBY）唯一の日本センターとして、世界の青少年仏教徒を対象に、将来の社会的リーダーの育成や、伝統的仏教文化のグローバル化を目指し開かれる国際仏教徒青年交換プログラム（International Buddhist Youth Exchange program / IBYE）に参加しているほか、海外の仏教僧侶を招いての合同研修会なども開催しています。平成30年11月には、第20回WFBY世界仏教徒青年会議日本大会が開催されます。

災害支援

仏教に説かれる慈悲の精神のもと、自然災害への支援にも取り組んでいます。全国の会員青年僧のネットワークを活用し、災害時の情報交換や、支援活動への協力を行っているほか、義援金の募金、国内外の被災地支援や災害物故者の追悼法要などを実施しています。