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浄土宗 浄土宗総合研究所公開講座「仏教の智慧を開く -浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化-」-総合研究プロジェクト-

2020年3月2日

イベント情報  東京都 

本講座は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、開催を延期致しました。

 本会の加盟団体である浄土宗総合研究所では、浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化についての公開講座を開催いたします。

 仏教研究における漢文文献のデファクト・スタンダードである大正新脩大蔵経が、浄土宗大本山増上寺所蔵の高麗版大蔵経を底本とし、同寺所蔵の宋版大蔵経(思渓蔵)と元版大蔵経を対校本とすることは周知のことです。

 来たる2024年、浄土宗は開宗850年を迎えます。その記念行事の一つとして、この増上寺所蔵高麗版大蔵経のデジタルアーカイブ化と増上寺三大蔵デジタルアーカイブのインターネット上での公開が企画されております。それに先立ち、弊研究所では、昨年度は宋版大蔵経を、本年度は元版大蔵経をデジタルアーカイブ化いたしました。

 二回目となる今般の公開講座では、増上寺所蔵元版大蔵経およびそのデジタルアーカイブ化の持つ意義について、大正新脩大蔵経テキストデータベースを運営するSATから下田正弘先生と永﨑研宣先生、また、大蔵経をご専門とされる野沢佳美先生と上杉智英先生をお招きしてお話を伺います。併せて国際的な画像アーカイブの仕様であるIIIFに準拠した元版大蔵経デジタルアーカイブの運用を紹介します。



テーマ 仏教の智慧を開く -浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化-
日時 2020(令和2)年3月9日(月)13時00分~16時30分(12時30分受付開始)
会場 浄土宗大本山増上寺・光摂殿(東京都港区芝公園4-7-35)
講師・講題 ・上杉智英(京都国立博物館研究員)
「浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経、画像公開の意義」

・野沢佳美(立正大学文学部教授)
「印刷漢文大蔵経研究の歴史と課題-目録・報告書刊行を中心に-」

・齊藤舜健(浄土宗総合研究所主任研究員)
「IIIFに準拠した増上寺蔵元版大蔵経デジタルアーカイブの運用」

・永崎研宣(東京大学大学院人文社会)
「大蔵経研究におけるデジタル画像活用の新展開」
お問合せ 浄土宗総合研究所
〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4 明照会館内4F
TEL:03-5472-6571(代) FAX:03-3438-4033