日本の皆様へ・世界各国へ支援要請(WFB世界仏教徒連盟)
国際交流
日本の方々へのメッセージ
世界中で起きている多くの諸問題が世界の平和と安定を揺るがす今日、これほど悲惨でかつてない規模の自然災害の前で人間がいかに無力であるか、また同時に私たちが民族の壁を越え家族であるということを改めて認識いたしました。
家や職場、生活基盤が破壊され、そして何よりも人々の幸せが壊されるのを見て、心痛な思いであります。愛する家族を亡くされた方々の悲しみを思うと、ただ哀惜の念に堪えません。被災した方々の一刻も早いご回復のため、適切な支援を得られますことを切に願います。
復興は長期にわたると予想されます。これは日本だけの問題ではなく、可能な限り私たちもご支援させていただきます。
大いなる危機に人々が苦しんでいる時、そこに人種、宗教、文化の隔たりはありません。被災された方々は、私たち自身の愛する家族や友人と何ら変わらないのです。WFBメンバーおよび世界中の人々が日本の悲痛を思い哀しみ、共に分かち合っているということを知って下さい。
世界中から届いているお見舞いやお悔やみのメッセージは、人類が互いに愛する存在であるということを示しています。
日本は長い歴史の中で、大きな苦境に何度も立ち向かい、不屈の精神と高い能力を持ってその都度乗り越えてまいりました。今後一刻も早い復興を心から願う次第であります。
グローバル化が進み世界の国々が繋がっている今日、一国の叫びは世界中に響き渡ります。この度の大惨事は全ての人類に関わるものであります。犠牲者の方々へ衷心より哀悼の意を表し、日本の皆様と共に悲しみ、祈り、目の前の困難に立ち向かっていく所存であります。
仏法のもと敬意をこめて
パン・ワナメッティ
WFB(世界仏教徒連盟)から日本の大震災に対し
世界各国へ支援要請
日本の皆様、WFB(世界仏教徒連盟)会長に成り代わり、まずは謹んでお見舞い申し上げます。
2004年12月26日、インド洋で発生した地震は、破壊的な巨大津波を引き起こし、多くの人々が犠牲となりました。
そのため、私も含め、バンコクのWFB本部現地スタッフや支援者だけではなく、全てのタイ国民は、巨大な津波のもたらす被害を経験しております。私たちの心の中で当時の苦しみや悲しみは未だにやみません。
今回の地震で大切なご家族を失われ、深い悲しみにある多くの方々、そして復興支援に全力を注ぐ全ての方々を思うと言葉になりません。
現在日本が直面している多くの課題は非常に困難なものであり、パンワナメッティWFB会長以下事務総長は、世界各国のWFBセンターに対し、できる限りの支援を要請いたします。
2004 年のインド洋津波災害の際、タイをはじめ全ての被災国に対し世界の国々は、多くの慈悲と支援をもって応えてくれました。被害にあわれた方々の生活を元に戻 すことは容易なことではありませんが、今回の日本にもたらした大惨事への痛みを一日でも早くやわらげるべく、私たちは同じ仏教徒として再び慈悲と結束を示 す時です。よって、ここに皆様からの暖かいご支援をお願い申し上げます。
2011年3月12日
WFB(世界仏教徒連盟) 事務総長
パロップ タイアリー
日本地震津波の惨事に対する哀悼文
3月11日午後、日本東北部地方で発生したマグニチュード9.0の地震と続く大津波で亡くなられた方々にお祈り申し上げます。
また、犠牲者遺族と負傷された日本国民の皆様を慰労申し上げます。
この度の天災は抑えることのできずに拡散していると伝え聞いています。多くの人が命を失い、数え切れないほどの被害が予想されています。
これ以上の市民の犠牲がないように強く願い、私たちの宗団は隣人である日本国民を助けることのできる様々な方法を探しています。
もう一度犠牲者たちに深い哀悼の意を表し、地震と津波の被害ができる限り早く収拾されることを願い、復旧が始まることを願っています。
仏紀2555年3月11日
大韓仏教 曹溪宗 總務院
日本の地震津波の犠牲者に対する 哀悼文
隣国の日本が3月11日午後東北部地方で発生したマグニチュード9.0の強い地震と続く津波により、日本列島全域に莫大な被害を生じさせたという報道が連日続いています。
まず、犠牲者たちに対してお祈り申し上げ、遺族たちに深い哀悼の意を表します。そして、負傷者をはじめ日本政府と国民に、韓国の天台宗を代表して慰労をお伝えいたします。
日本仏教界との交流を通して友誼を保つ韓国 天台宗はこの度の惨事の復旧を助けるための方法を模索し、人道的な次元で積極的に努力するつもりです。また、遺族と被害当事者、そして日本国民が一日も早く心の傷を癒し、健康を回復することを願っています。
日本の歴史上最悪の地震と津波の被害で、日本経済は大きな打撃を受けるといいます。
韓国 天台宗 は日本にこれ以上の被害が発生せず、被害地域が早く復旧されることを願っています。
もう一度地震と津波によって亡くなった方々にお祈り申し上げ、負傷者たちが早く治られることを願います。
仏紀2555年3月12日
大韓仏教 天台宗 總務院長
哀悼文
まずこのたびの日本東北部地方で起きた強い地震と津波で亡くなられた方々を深く哀悼します。
合わせて遺族と数多くの負傷者と被災民の方々にも深い慰労をお伝えいたします。
わたしたち宗団は隣国の日本でこれ以上の地震被害と胸の痛む犠牲が起きないことを強く願っています。
合わせて、このたびの惨事が早く被害復旧のための国際社会の多くの努力と人道的な支援活動が積極的に成し遂げられることを期待し、わたしたち宗団も様々な経路を通して救済活動に積極的に参与する方法を追求いたします。
日本政府と国民たちが力を合わせて一日も早く被害を回復して傷を癒されることを願っています。
仏紀2555年3月11日
韓国仏教 太古宗 總務院長
韓國佛敎宗團協議會 日本の皆様へ