各地の集中豪雨及び台風被害に対して救援基金を寄託
救援活動
救援活動報告
本会では特別会計 「救援基金」を設置し、皆様からお寄せいただいた浄財を救援及び人道的支援を必要とする方々のために活用している。今夏、中国地方・九州北部を中心とした 集中豪雨、兵庫県・岡山県を中心とした台風九号による災害、八丈島東方沖を震源とする地震、駿河湾を震源とする地震等、国内でも広範囲に多大な被害が出て いる。また、海外においては、台湾において台風八号による甚大な被害が報告されている。 本会では、仏教NGOネットワークに救援物資購入の為の支援金を 寄託し、九月二日には深澤信善事務総長が台北駐日経済文化代表処と日本赤十字社を訪れ、救援基金を寄託した。
台北駐日経済文化代表処
台北駐日経済文化代表処では、深澤信善事務総長より楊勝任秘書部次長に義捐金、百万円を手渡した。同席した羅 國隆文化部次長より、「台湾では、現在、救 援活動も最終段階まできており、今後は復興活動に力が注がれる。最大の被害を被った高雄県甲仙郷小林村は、土石流に見舞われ跡形もない状態。土石流を掘り 返しての救援活動並びに遺体の引上げ作業は、賛否あるが断念する方向である」との報告を受けた。
日本赤十字社
深澤事務総長より岡本龍太総務局組織推進部次長兼指導課長へ人道的支援金として、日本赤十字社「緊急セット」備蓄の一助となるべく、百万円が手渡された。災害支援に対しての情報収集を続ける中、日本赤十字社が「緊急セット」を多数配布しており、災害規模の大小に関わらず、必要とされる被災者に配布され、役立っているとの情報を得た。今後も起き得る災害への一助となるべく、今回救援基金より「緊急セット」に特化した寄託を行った。
仏教NGOネットワーク
本 会が協力・支援している仏教NGOネットワーク(BNN)より、台風九号で最大の被害を受けた兵庫県佐用町において復興支援の情報が寄せられた。BNN会 員団体のシャンティ国際ボランティア会(SVA)によると、「被災した家屋や各施設内に流入した土石を除去する作業が必要」とのことで、ポータブル高圧洗 浄機等、救援活動に必要な物資購入に対して支援要請が寄せられ、購入費用の支援を行った。
台湾台北市「中国仏教会」へのお見舞い
九月五~八日、日華仏教文化交流協会一行が現地を訪れる。中国仏教会(台湾台北市)に対してのお見舞いとして、救援基金より見舞金十万円を日華仏教文化交流協会事務局長成田孝英師へ託した。現地にて、中国仏教会前会長の釈浄心師に手渡される。
他、詳細は機関紙『全仏』2009年11月号にも掲載致します。
救援基金へのご協力のお願い
本会では、国内外における災害救援や人道的支援に対し、緊急且つ迅速な対応をすべく「救援基金」を常時開設しております。
今後も状況を見据えた上、現地の被災者救援活動を支援いたします。
つきましては、加盟団体・各御寺院・仏教徒の皆様、そして、宗派・宗教を超えて、皆様の暖かい浄財を下記口座までお寄せ頂きますようお願いいたします。
記
郵便振替口座
口座番号:00110―9―704834
口座名義:全日本仏教会救援基金
お問い合わせ
財団法人 全日本仏教会事務総局
電 話 03–3437–9275
FAX 03–3437–3260
救援活動及び基金の寄託先に関しましては、HP及び機関誌『全仏』上にて順次報告・公開を行っております。