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第7回花まつりデザイン大賞発表!

2023年12月1日

広報活動 

 「第7回花まつりデザイン募集」にたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
 第7回目を迎える本コンテストでは、「もっとみなさんにお釈迦さまの誕生日を知ってもらいたい!」「みなさんと一緒にお釈迦さまの誕生日をお祝いしたい!」「来年は盛大に!」との思いを募らせていました。今回は全国の4歳から79歳という幅広い年齢層の方々から152点の応募をいただき、去る10月31日に審査会を開催し、応募いただいた作品の中から来年の新しいポスター・絵はがきデザインとして、ポスター大賞2作品(ポスター大賞、ポスター大賞[満12歳以下])、絵はがき大賞2作品を選定いたしました。
 2024年に頒布するポスターと絵はがきとして使用し、全国の寺院や地域のイベントの告知にとどまらず、一般の方々にも日頃の挨拶や感謝を伝えるためのツールとしてお使いいただければと思います。
 今後も、お釈迦さまの誕生日を祝う「花まつり」を一人でも多くの方に知っていただき、皆さまと共に盛大にお祝いしたいと考えております。

各大賞受賞作品
【ポスター大賞作品】

タイトル:「心躍る花まつり」

作者:片岡 真歩(かたおか まほ)さん


作品に込めた思い(コンセプト):
 お釈迦さまも白い象も誕生のお祝いを喜んでいるようすを暖かな雰囲気で描きました。お誕生日のお祝い感や喜びが伝わるよう暖色系を中心にし、春に行われることを想像しやすいよう桜に囲まれているような構図にしました。また、親しみのあるタッチで、花まつりという行事を知らない人達にも興味を持ってもらえて、優しい気持ちになってもらいたいなと思います。

【ポスター大賞作品(満12歳以下)】

タイトル:「うれしい花まつり」

作者:入井 慶順(いりい けいじゅん)さん


作品に込めた思い(コンセプト):
 お釈迦様を見た人が、明るい気持ちになってほしいという思いを込めて描きました。
 絵の具で色を塗った後に、色鉛筆で縁取りをしました。
 

【絵はがき大賞作品】
タイトル:「天上天下唯我独尊」

作者:清宮 哲(せいみや あきら)さん


作品に込めた思い(コンセプト):
 この広い世界で、生きる物すべてが、ただ一つの尊い存在であると唱えた、幼きお釈迦様を表しました。
 

【絵はがき大賞作品】
タイトル:「花まつり」

作者:髙島 柊利(たかしま しゅり)さん


作品に込めた思い(コンセプト):
お釈迦様が喜んでくれるよう、私の近くのお寺をイメージして華やかに描きました。
 

【佳作】
石井 いず美  「桜満ちる季節に」
今井 真美子  「しあわせを運ぶお釈迦様」
王 楽然    「王 楽然」
小川 優    「花にかこまれて」
小田 梨香子  「華やかなお誕生日」
神尾 早苗   「慈しみ」
高坂 美咲   「安穏無事」
小谷 千弥   「喜びの花まつり」
佐藤 佳香   「花まつり」
関 祐太朗   「花まつり」
田村 砂羽   「誕生」
土屋 鷹平   「白象・蓮と共に」
豊島 めぐる  「はながいっぱい」
西村 哲朗   「誕生」
古川 京子   「花」
武藤 博美   「天上天下唯我独尊」~花まつりより~
茂木 眞利   「祝祭」
審査員総評


青木 晴美(あおき はるみ)
 公益財団法人 仏教伝道協会 常務理事
 公益財団法人 全日本仏教会 理事
総評:
 第7回「花まつり」デザインポスター応募作品審査会のご案内を戴いて、今年の作品はどのようなものが来たのかと楽しみに全日本仏教会の事務所を訪れました。
大人の部と小学生以下の部に分かれた作品でしたが、それぞれの作品は素晴らしい力(ひかり)を放ち、とても感動を受けました。花まつりポスターというある程度の制限のある画題に対して皆さん個性豊かに表現されています。大人の部で大賞を受賞された作品は、素朴でほのぼのとしたタッチの中にも力強いオーラが感じられました。また、小学生の部ではのびのびとした表現と豊かな色彩は明るく、未来へ向かっていく清々しさにあふれています。
今年もたくさんの作品を鑑賞する機会が得られて、感謝しております。



湯浅 正江(ゆあさ まさえ)
 公益社団法人 全日本仏教婦人連盟監事
総評:
 「花まつりデザイン」ポスター大賞・絵はがき大賞の作品審査は、今回で二回目なので実は楽しみに参加させていただきました。こんなにたくさん(152点)の応募作品が集まっているということにびっくり。
また、年齢層も5歳位から成人、壮年層まで幅広く、それぞれに良さがある作品ばかりでした。
元気で勢いのある作品や、素朴な表現技法で温かみのある作品、驚くほど精緻な新しい技法の作品等々にであい、『こんなにたくさんの“ちがう良さ”ばかりの中でいったい大賞はどんなふうに決まって行くのだろう』と興味津々でした。
様々な先生方からそれぞれに魅かれる数点が挙げられていくと、光の3原則や色の3原則の図のように誰もが魅かれる作品が重なり、不思議なことに自然に決まって行きました。
けれども眼を横に移せばそれが大賞になっても不思議はないというくらい全体が力作揃いに感じられました。

 


杉本 育美(すぎもと いくみ)
 公益社団法人 日本仏教保育協会 教材開発委員長
 欣浄寺付属 光明幼稚園 園長
 東京都私立幼稚園連合会 教育研究委員
 全日本私立幼稚園幼児教育研究機構 研究研修委員
総評:
 今年も、第35期花まつりデザイン審査会に参加させていただき、ありがとうございました。 
 小学生以下のお子様からの応募も年々増えているとのこと、嬉しく拝見いたしました。 
 長いコロナ禍を経験し、「いのち」について改めて考える機会を与えられた私たちは、今年新しい一歩を踏み出しました。社会生活が制限なく動き出したこともあり、応募作品に伸びやかさが見られたように感じます。 
 緻密に描きこんだ作品も多く、丁寧に気持ちを込めて創り上げてくださった作者のお気持ちが伝わりました。 
 お釈迦様のお誕生日である「花まつり」を、入賞作品と共にお祝い出来ることを楽しみにしております。



里雄 康意(さとお こうい)
  公益財団法人 全日本仏教会 第35期理事長
総評:
 すべての作品が創造性、独創性に富んだデザインであり、力作揃いで審査には苦労いたしました。
 また、どの作品もお釈迦様のご誕生を自らが祝福し、老若男女すべての人々にお祝いいただきたいというお心が伝わってくる作品でした。
 審査では、最初に応募作品152作品のうちから21作品まで絞り込みを行い、その中よりポスター大賞及び絵はがき大賞が決定されました。
 昨年に引き続き多くの作品の応募がありましたことは、大変喜ばしく思いますとともに、今後もお釈迦さまのご誕生をお祝いする「花まつり」がこの度の作品を通して広く周知され、多くの方々と共に盛大にお祝いできる機会となりますように念じております。