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第8回花まつりデザイン大賞発表!

2024年12月2日

広報活動 

 「第8回花まつりデザイン募集」にたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
 第8回目を迎える本コンテストでは、「もっとみなさんにお釈迦さまの誕生日を知ってもらいたい!」「みなさんと一緒にお釈迦さまの誕生日をお祝いしたい!」「来年は盛大に!」との思いを募らせていました。今回は全国の5歳から81歳という幅広い年齢層の方々から158点の応募をいただき、去る11月8日に審査会を開催し、応募いただいた作品の中から来年の新しいポスター・絵はがきデザインとして、ポスター大賞2作品(ポスター大賞、ポスター大賞[満12歳以下])、絵はがき大賞2作品を選定いたしました。
 2025年に頒布するポスターと絵はがきとして使用し、全国の寺院や地域のイベントの告知にとどまらず、一般の方々にも日頃の挨拶や感謝を伝えるためのツールとしてお使いいただければと思います。
 今後も、お釈迦さまの誕生日を祝う「花まつり」を一人でも多くの方に知っていただき、皆さまと共に盛大にお祝いしたいと考えております。

各大賞受賞作品
【ポスター大賞作品】

タイトル:「誕生の喜び」

作者:清岡 みずほ(きよおか みずほ)さん


作品に込めた思い(コンセプト)
 お釈迦様が誕生された時の喜びとその時期がちょうど日本の「桜」の季節であるので、背景に桜を取り入れました。また「花まつり」という大切な仏教行事をより一層認知度を高める為、象の装飾に「仏旗・法輪」も加えさせていただきました。
 

【ポスター大賞作品(満12歳以下)】
 

タイトル:「みんなえがおになあれ」

作者:山口 恵永(やまぐち えな)さん


作品に込めた思い(コンセプト)
 みんなニコニコ、しあわせになりますように。
 

【絵はがき大賞作品】
 

タイトル:「花の海でほほえむおしゃか様」

作者:杉原 珀都(すぎはら はくと)さん


作品に込めた思い(コンセプト)
 雲や波を描くことで「和」を表現しました。また花まつりの頃に咲く旬な花の中でも私が特に好きな花たちを敷き詰めました。
 おしゃか様の表情も穏やかにほほえんでいる感じが上手く表現できたと思います。この作品を見た方が花まつりに興味を持ってもらい、地域の花まつりに参加してみよう!という気持ちになってくだされば幸せです。
 

【絵はがき大賞作品】

タイトル:「世界とおいわい」

作者:藤田 円子(ふじた まるこ)さん


作品に込めた思い(コンセプト)
 私は、いなかに住んでいるので野山に動物がいっぱいいます。だから、動物といっしょに楽しくおいわいしているところを描きました。


【佳作】
内川暁美  「お釈迦様のお誕生」
川上千紘  「甘い雨降る花園」
川上瑠久  「宇宙が祝うお釈迦さま」
岸田柚莉菜 「花まつり」
齊木詩織  「お釈迦さまのお誕生日~2025~」
佐々木初糀 「花まつり」
佐藤舞季  「人を繋ぐ暖かな光」
武富由梨  「よろこびのとき」
豊田あゆみ 「白象が花を連れて」
橋口はるな 「楽しい花まつり」
長谷川めぐみ「目醒めの虹光」
引田真央  「花に囲まれて」
福本麻子  「花まつり」
村上 綾  「天上天下唯我独尊」
柳澤葉子  「花まつり」
山口紘世  「誕生」
※五十音順
審査員総評


福本良之助(ふくもと りょうのすけ)
 公益財団法人 仏教伝道協会 伝道部課長

総評:花まつりデザイン審査会に初めて参加させていただきました。
   緻密に描かれた作品、やわらかな質感で描かれた作品、のびのびと描かれた作品、 
   様々でしたが、どの作品も心をこめて丁寧に描かれているのが伝わり、自然と穏や
   かな気持ちになりました。
   また六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)を超える七歩目、その
   一歩を踏み出している“動きのある作品”も見られました。
   戦争や災害など社会不安の時代にあって、希望を抱かせる絵画の力は素晴らしいも
   のだと再認識しました。
   今回選定しました大賞及び佳作(全体で20点)が多くの方の心に届くことを願ってい
   ます。


湯浅 正江(ゆあさ まさえ)
 公益社団法人 全日本仏教婦人連盟監事

総評:秋深まる頃、花まつりポスター大賞審査のご連絡をいただくようになって数年に
   なります。
   私にとってこの行事、ワクワク心待ちにするようになってきております。
   何故なら応募作品の一つ一つが思いを込めて完成させた力作。その上、十二歳以
   下の作品の楽しみは、画面からはみ出しそうな勢いと主張が感じられ、圧倒され
   るパワーの力作を拝見できるのですから。このような作品を一度にたくさん見せ
   ていただけるチャンスはめったにありません。
   作品応募数は年々増え続け、今年は105を超える作品(12歳以下の部は21)とい
   うことでした。
   デザインポスター大賞、絵はがき大賞を受賞された作品は数値化する選考方法の
   なかであっという間に絞り込まれましたが、その中からポスター大賞一つ選ばれ
   るというのは大変なことです。
   作品の力が心惹かれる何かになって決まって行く過程に居合わせることができた
   思いです。
   作品全体の印象では、技法はどうでも主張と勢いがいっぱいの感はなりを潜め、
   完成度の高い精緻な作品が多く感じられました。パソコンがそれを使って表現す
   ることが可能な文具に変化しているからかもしれません。また、生成AIによっ
   て作成されている作品もうかがえるそうで、どのようなジャンルでも世の中で問
   題になっていることは花祭りデザインも無関係ではいられないことを感じました。
   けれどもお釈迦様のお誕生をお祝いする喜びにあふれた作品群でした。

樋口明道
 公益社団法人 日本仏教保育協会 教材開発委員
 浄土宗 願海山 延命寺 副住職
 社会福祉法人いまいずみ 理事
 鵜の木いまいずみ保育園 園長
 
総評:花まつりデザイン審査会に参加させていただきありがとうございました。
   小学生以下のお子様からの応募も年々増えているとのこと、嬉しく拝見いたしま
   した。
   私たち僧侶は古い作画を目にすることが多くあるのですが、すべての作品が凝り
   固まった既成概念に囚われない素敵な作品で、その中から選ぶことはとても難し
   い作業でした。
   その中から今回私は、お釈迦様のお誕生日である「花まつり」を「行事」として
   の視点と、『教義』としての視点から選考させていただきました。ですが本当は
   皆さんに大賞を送りたいぐらいそれぞれに素敵な視点から描かれたすばらしい作
   品でした。


和田 学英(わだ がくえい)
  公益財団法人 全日本仏教会 第36期事務総長

総評:花まつりコンテストに応募いただきました皆さまに心から御礼申しあげます。
   どの作品も色使いやバランス、お釈迦様の誕生が喜びに溢れる素晴らしいもの
   ばかりで、先生方は時間をかけて何度も見返して審査をいたしました。