お知らせ一覧

全仏からのお知らせ

現下、国内外の情勢が大きく移り変わる中で、宗教がらみの戦争や大規模テロの勃発が相次ぎ、国内では少子高齢化や核家族化が進み人心の荒廃など様々な問題が山積しております。

こうした問題に対して、各種声明・意見書・要望書を提出及び発表しております。

全仏からのお知らせ一覧

加盟団体からのお知らせ

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加盟団体へのお知らせ

本会の活動を全国のご寺院・所属団体の皆様に広報するため、加盟団体で発行している各機関誌等へ本会記事『全仏だより』の掲載にご協力頂いております。
各団体より要望がございました、過去の『全仏だより』、また最新の『全仏だより』を掲載をさせて頂きます。

また、今後はホームページ上でよりタイムリーなお知らせの掲載も予定しております。

加盟団体へのお知らせ一覧

大会・会議・記念事業開催のお知らせ

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過去に開催した大会・会議・記念事業の報告

過去に開催した大会・会議・記念事業の報告一覧

救援活動

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国際交流

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広報活動

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声明・談話・要望書

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共催・後援・協力

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イベント情報

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令和3年経済センサス・活動調査の実施について(ご寺院向け情報)

2021年5月24日 全仏からのお知らせ  

平成24年2月に「平成24年経済センサス・活動調査」が、平成26年7月には「平成26年経済センサス・基礎調査及び商業統計調査」、平成28年6月に「平成28年経済センサス・活動調査」が行われてまいりました。 この度、総務省及び経済産業省では、令和3年6月に全ての事業所及び企業を対象とした「令和3年経済センサス・活動調査」を実施しています。 つきましては、添付の『宗教団体「調査票」の記入上の留意点』をご参考になり、年間総売上(収入)金額は「収益事業」のみを記入し、お布施、拝観料等宗教行為についてはご記入いただく必要はありません。 『宗教団体「調査票」の記入上の留意点』
レインボーステッカーのご案内

2021年5月18日 仏教文化・人権問題  

レインボーステッカーについて(平等な世界をめざして)  今回作成したレインボーステッカーは、レインボーがそれぞれの色で輝いているように、それぞれの人がそれぞれの個性で輝き、幸せに生きることを仏教が願っていることを発信する目的があります。6色のレインボーは性の多様性を表す象徴として、世界的に用いられています。今回のステッカーでは、性の多様性だけでなく、すべての人の個性やその人らしさを尊重するという意図を込めたデザインです。仏教の『一切の生きとし生けるものは皆幸せであれ』という平等の教えを心に思うだけでなく、寺院の門や玄関にレインボーステッカーを掲示していただくという、思いをかたちにした取り組みです。      このレインボーステッカーを通して、仏教が持つ平等性を、お寺にお越しになる方だけでなく、世界に発信していきます。我々は全ての人に差別のない対応をし、その声に耳を傾け、共に考え、共に歩む姿勢を示し、また多様性についての正しい理解を深めるために、全日本仏教会では引き続き取り組みを進めていきます。このステッカーは多様性を応援する意思を持つ寺院だけでなく、ステッカーの趣旨に賛同している方々にもお渡ししております。個人使用目的のために、このページの一番下から画像ファイルをダウンロードしていただくことも可能です。購入はこちらよりご注文下さい。 デザイナー  このステッカーはLGBTQの当事者の2人のアーティストによってデザインされました。西村宏堂さん(僧侶/メイクアップアーティスト)とセルヒオ・ガルシアさん(バルセロナ在住のクリエイティブデザイナー)です。西村さんは「LGBTQの当事者は、仏教のコミュニティの中にも存在し、仏教は多様な人と共に歩いて行く存在である」という思いでデザインされました。   寺院関係者の皆様へ  葬儀や戒名、お墓を扱う寺院関係者が多様性について理解を示すことは必要不可欠です。例えばLGBTQの当事者が、自分のセクシュアリティーについて家族やお寺にカミングアウトできず、自分で認識している性と違う戒名を付けられたり、同性のパートナーがいることを誰にも打ち明けられず、亡くなっても大切な人の葬儀に参列できなかったり、一緒にお墓に入れないという現状があります。そのようなことにならないように、寺院関係者が日頃から、すべての人がありのままの自分でいられる環境を作っていくことが大切です。  レインボーステッカーを寺院の門や掲示板に掲示して、仏教が多種多様なあり方を尊重しており、その声を聞き、わからないことについては共に学び、共に歩む姿勢があるということをお寺に来られた方をはじめ、社会に発信し、伝えたいと思います。  ステッカーを掲示することで、お寺にご相談に来られる方があるかもしれませんが、その場合は相談者の秘密を守っていただくようにお願いいたします。例えばLGBTQ当事者であることを打ち明けられた際に、そのことを他の人に話してしまうアウティングなどは謹んでいただけるようお願いいたします。また理解のない言葉で傷つけてしまうことのないよう、LGBTQについての正しい知識と学び続けるお気持ちをお持ちの方に対応していただきたく存じます。多様性についての正しい理解を深めるために、全日本仏教会では引き続き取り組みを進めていきます。ご理解とお気持ちのあるご寺院のご協力をお願いいたします。   注文はこちら 頒布品販売ページへ 【案内チラシ】 レインボーステッカーのご案内(PDF) レインボーステッカーのご案内・英語版(PDF) 寺院関係者の皆様へ(レインボーステッカーの掲示について)(PDF) 【ステッカー】 縦80mm×横108mm ・オリジナル屋外対応シール(頒布品販売ページへ) ・イラストデータ(PDF)  
「まん延防止等重点措置」実施における(公財)全日本仏教会の対応について

2021年4月13日 声明・談話・要望書   コロナ情報 

 (公財)全日本仏教会では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応として、ご来局のみなさま、また職員やその家族のいのちを守り、クラスターとならぬよう社会的責任をはたすことを基本方針として、政府や関係機関等から示される情報の確認及び感染拡大の防止に努めております。  上記に関して、この度実施されました「まん延防止等重点措置」に基づき(公財)全日本仏教会では下記の通り対応を行っております。ご理解のほどよろしくお願い申しあげます。 記 1.勤務体制 ①在宅勤務を原則とし、事務所には2名の日直者(10:00~16:00)の出勤とする。 ②3つの密(密閉空間、密集空間、密接場面)を避け、政府・都知事からの自粛要請を遵守する。 2.期間 4月12日(月)〜5月11日(火) ※状況により短縮、もしくは延長する。 令和3年4月12日 公益財団法人全日本仏教会 事務総長 木全和博
東日本大震災の追悼法要のレポートをWFBへ提出

2021年3月31日 国際交流  

東日本大震災発生から10年目となる2021年3月11日、東北福祉大学を会場として慰霊供養が執り行われました。 本会はこの慰霊供養を全面的にサポートし参加いたしました。そこで、10年前の震災発生直後にWFB(世界仏教徒連盟)より迅速かつ多大な支援をいただいたことについて、戸松理事長より改めて報告させていただきました。 東日本大震災10年慰霊供養への参加と多大なる支援に対する謝意を改めて伝えるため、WFBへレポートを提出いたしました。 このレポートはWFB本部を通じ、200を超える世界中のセンターへと報告されています。 東日本大震災10年慰霊供養レポート 原文(英訳) 
【日本宗教連盟後援】宗教者災害支援連絡会・設立10周年記念シンポジウム「東日本大震災と宗教者の支援活動の新たな地平」開催のお知らせ

2021年3月28日 共催・後援・協力  

本会が加盟する日本宗教連盟は、宗教者災害支援連絡会が主催するシンポジウム「東日本大震災と宗教者の支援活動の新たな地平」を後援しています。オンラインでのシンポジウムになります。宗教者災害支援連絡会のホームページよりふるってお申し込みください。   (宗教者災害支援連絡会より) 宗教者災害支援連絡会 設立10周年記念シンポジウム 「東日本大震災と宗教者の支援活動の新たな地平」    東日本大震災から10年が経過しました。宗教者災害支援連絡会は2011年4月1日に設立され、宗教者、宗教研究者らが協力しながら、東日本大震災・福島原発災害の支援活動の充実のための情報交換に努めてきました。  被災者の苦悩や悲嘆はなお続いており、なおも支援活動は求められています。発足10年を記念するこのシンポジウムでは、そうした被災者の状況を思いやりつつ、この10年の東日本大震災・福島原発災害の支援活動を振り返り、被災者と支援者の新たな関わりのあり方を考えていきたいと思います。  また、その後に発生した熊本地震(2016年)、西日本豪雨(2018年)などの宗教者・宗教団体の災害支援の情報交換についても視野に入れながら、宗教者・宗教団体と行政や宗教以外のさまざまな支援者との連携や、防災活動の前進についても考えていきたいと思います。   記 日 時: 2021(令和3)年4月1日(木) 17:00~20:00 形 式: オンライン(Zoomミーティング) 主 催: 宗教者災害支援連絡会 共 催: 「宗教と社会貢献」研究会 後 援: 日本宗教連盟 【プログラム】 ・挨拶・趣旨説明  島薗進(宗教者災害支援連絡会・代表) ・黙祷 ・発題        戸松義晴(日宗連理事長、全日本仏教会理事長)         「東日本大震災以後の日本宗教連盟の取り組み――宗教と公共性」        篠原祥哲(世界宗教者平和会議日本委員会事務局長)         「『つながり』が生み出す災害後の回復力:求められる『顔の見える支援』」        千葉望(陸前高田市の真宗大谷派正徳寺出身のノンフィクションライター)         「コロナ流行下で迎えた陸前高田の震災10年」        山尾研一(キリスト全国災害ネット世話人、クラッシュジャパン副代表理事・事務局長)         「東日本大震災後のキリスト者の災害支援について」        コメンテータ:  稲場圭信(大阪大学大学院人間科学研究科教授) ・閉会挨拶   岡田真水(兵庫県立大学名誉教授) ・司   会   黒崎浩行(國學院大學神道文化学部教授)   参加費:無料 参加申し込み方法:下記ホームページにある「リンク先フォーム」でお申し込みください。 宗援連ホームページ https://sites.google.com/site/syuenrenindex/ お問い合わせ: (E-mail) syuenren.info@gmail.com
ミャンマーの国内情勢を憂う(理事長談話)

2021年3月15日 声明・談話・要望書  

本会は、2021(令和3)年3月15日、ミャンマーの政変に関する理事長談話を発表いたしました。 理事長談話は下記PDFからご覧ください。 ミャンマーの国内情勢を憂う(理事長談話)
公開Webシンポジウム 「〈仏教とSDGs〉〜貧困を考える〜」開催のお知らせ

2021年3月12日 仏教文化・人権問題  

 本会主催の公開Webシンポジウム「〈仏教とSDGs〉〜貧困を考える〜」を下記の要領で開催いたします。  公益財団法人全日本仏教会は2018年に開催したWFB世界仏教徒会議日本大会において東京宣言を採択し、SDGsの具現化を進めております。SDGsが掲げる目標の中の貧困・格差・差別への取り組みとして今回のシンポジウムを企画いたしました。  近年、我が国においては、経済格差が深刻化し、こどもの6人に1人が貧困ともいわれる中で、金銭的・物質的に資源が欠如し、そこから健康を害したり、人とのつながりや教育の機会も逃してしまうこと、また成人してからも抜け出すことができず、世代を超えて貧困が連鎖することも多くあります。そしてそのすべてが可視化できるわけではなく、目に見えない貧困についても考えることが必要です。  一方でコロナ禍にあって生活に困窮する方が急増しており、緊急的な支援が必要な方も多く、貧困は身近にあり、決して表面的に捉えただけでは何に困窮しているのかは分からないのだということにも配慮が必要です。  そのような現代社会の貧困について問題の所在と現状を知り、実際に取り組みをする仏教者の活動を学び、苦(苦しみの状態)集(苦しみの原因)滅(苦のない状態)道(苦しみのない状態への道)の視点から貧困を考え、今からはじめられること、少しでもできることはどのようなことなのか。私たちはどのように問題意識を持って何に取り組むことができるのかを皆様と共に考えてまいりたいと思います。  Zoomを用いたWebシンポジウムです。ふるってのご参加をお待ちしております。 PDFダウンロードはこちら   日 時  2021年3月31日(水)午後2時00分〜午後3時30分 会 場  ZOOM 内 容 パネリスト  ・大西連  (自立生活サポートセンター・もやい理事長)  ・千田明寛 (最明寺副住職)  ・磯村健太郎(全日本仏教会論説委員 ジャーナリスト) コーディネーター   ・戸松義晴(本会理事長) 午後2:00 開会    大西連氏   提言    千田明寛氏  提言    磯村健太郎氏 提言 午後2:55 トークセッション 進行:戸松義晴理事長 午後3:30 終了 参加費  無料 申込方法  こちらのリンクのフォームよりお申し込みください。  ご質問がある方は申込みフォームの「コメント」欄にお書きください。 お問い合わせ  (公財)全日本仏教会 社会・人権部  TEL: 03-3437-9275  FAX: 03-3437-3260  Mail: syakai@jbf.ne.jp
東日本大震災から10年の事業「絆」の特設ページを開設しました

2021年3月2日 救援活動  

東日本大震災から10年の事業「絆」に関して

2021年2月22日 救援活動  

 2021年3月11日。東日本大震災から10年をむかえます。    コロナウイルス感染症の影響で、被災各地での追悼や慰霊供養の行事も縮小傾向にありますが、10年という節目にあたり、全日本仏教会では仙台仏教会の主催である「東日本大震災10年慰霊供養」を協賛するとともに、祈り、追悼し、コロナ禍にあっても忘れないという気持ちを仏教界から東北に届け、エールを送る企画をさまざまに進めております。  一瞬にして約1万6千名もの命を奪い去った未曾有の災害について、その魂に気持ちを寄せることは私たち仏教者の務めであります。また、今もなお約2500名の方が行方不明であることや、原発の影響で故郷に帰ることができない方など、喪失による悲嘆を抱える方々は多く、10年という月日が経過しても震災は終わっていません。  仙台仏教会が開催する法要の様子は、オンラインで配信することで、被災地をはじめとして、全日本仏教会加盟の約7万2千寺院、さらには社会に広く発信して、地震発生時刻の午後2時46分には心をひとつに東北に向かい手を合わせ祈りの誠心を捧げます。  この10年に現地での支援やボランティアにあたっていた方々からのメッセージを集め、私たちの心はともにあり、忘れないというメッセージを届けるとともに、あれからの10年を振り返って、被災三県の仏教者や関係者からのメッセージをいただきながら、弔いに携わる者は震災をとおして何を問われ、教えられ、気づかされたのか。そこから見える宗教界・葬祭界の社会的な責任・役割を確認してまいりたいと存じます。  3月11日の慰霊供養の法要行事はもちろんのこと、上記趣旨に基づき3月上旬から「~私たちは忘れない あの日のこと あの人のこと・・・ いまだからこそつながろう~」を特設サイトより発信します。 メッセージ動画集「仏縁者からのエール」(3月上旬より配信)  震災当初、または今も継続的にボランティアや支援をされている方々をはじめとした全国の仏縁者からメッセージをいただきました。  忘れない、私たちの心はともにあり、その安寧を祈っているという想いを3月上旬より特設サイトから配信します。   対談「私たちは忘れない あの日のこと あの人のこと 〜弔いに携わる者として〜」(3月上旬より配信) 左より秋沢淳子氏、戸松義晴 石井時明氏、新倉典生師  僧侶や葬儀社という弔いに携わる者として、東日本大震災からなにを学び、気づかされ、これからどのような役割を果たしていくべきかをテーマに、下記の3者による鼎談が令和3年2月19日に行われました。その模様を3月上旬より特設サイトから配信します。      新倉典生(東京都仏教連合会前事務局長)      石井時明(全日本葬祭業共同組合連合会長)      戸松義晴(全日本仏教会理事長)      進行:秋沢淳子(TBSテレビ事業局国際事業部)   法要・講演・対談「東日本大震災10年慰霊供養」(3/11に配信)  令和3年3月11日、仙台仏教会と東北福祉大学が「東日本大震災10年慰霊供養」を行います。  被災地の仏教会と大学とが協力して法要を営むのは初めての試みであり、この度、仙台仏教会が曹洞宗を設立母体とする東北福祉大学に協力を申し入れ、大学から快諾をいただいたことで実現しました。  全日本仏教会は、東京都仏教連合会とともに慰霊供養を全面的にサポートし、加盟約7万2000の寺院だけでなく広く社会の人々へお届けするため、オンラインで配信します。 【日時】 令和3年3月11日(木)14時〜16時10分 【会場】 東北福祉大学 法堂(オンライン配信限定) 【主催】 一般社団法人 仙台仏教会    【共催】 東北福祉大学 【協賛】 公益財団法人 全日本仏教会   【後援】 東京都仏教連合会 【プログラム】  14:00  開会宣言  エールメッセージ動画配信  全日本仏教会「この10年の歩み」  14:20  慰霊法要  導師  伊達廣三(仙台仏教会会長)  14:46  黙祷  15:00  基調講演 「東日本大震災10年に思いを馳せ、今を生きる」               東北福祉大学学長 千葉公慈(千葉県市原市 宝林寺住職)  15:30  ディスカッション               千葉公慈(東北福祉大学学長)               新倉典生(東京都仏教連合会前事務局長)               戸松義晴(全日本仏教会理事長)               進行:仙台仏教会  16:10  閉会
【浄土宗総合研究所】公開講座「仏教の智慧を開く —浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化—」

2021年2月19日 イベント情報   東京都 

 本会の加盟団体である浄土宗の総合研究所は、公開講座「仏教の智慧を開く —浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化—」をオンラインにて開催いたします。近代仏教学の礎となった大正新脩大蔵経の源である宋版大蔵経と元版大蔵経をデジタルアーカイブ化し、インターネット上に公開することで、研究の新たな地平を開こうとする野心的な試みが、今、同研究所で続けられています。是非ご参加ください。 (浄土宗総合研究所より)  浄土宗総合研究所では、浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化についての公開講座を開催いたします。  仏教研究における漢文文献のデファクト・スタンダードである大正新脩大蔵経が、浄土宗大本山増上寺所蔵の高麗版大蔵経を底本とし、同寺所蔵の宋版大蔵経(思渓蔵)と元版大蔵経を対校本とすることは周知のことです。  来たる2024年、浄土宗は開宗850年を迎えます。その記念行事の一つとして、この増上寺所蔵高麗版大蔵経のデジタルアーカイブ化と増上寺三大蔵デジタルアーカイブのインターネット上での公開が企画されております。それに先立ち、弊研究所では、一昨年度は宋版大蔵経を、昨年度は元版大蔵経をデジタルアーカイブ化いたしました。  二回目となる今般の公開講座では、増上寺所蔵元版大蔵経およびそのデジタルアーカイブ化の持つ意義について、大正新脩大蔵経テキストデータベースを運営するSATから下田正弘先生と永﨑研宣先生、また、大蔵経をご専門とされる野沢佳美先生と上杉智英先生をお招きしてお話を伺います。併せて国際的な画像アーカイブの仕様であるIIIFに準拠した元版大蔵経デジタルアーカイブの運用を紹介します。   ◇発表者と講題 ・上杉智英(京都国立博物館研究員) 「浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経、画像公開の意義」  浄土宗大本山増上寺所蔵の元版大蔵経は、元時代至元十四年(1277)より同二十七年(1290)にかけて、杭州の南山普寧寺僧、道安らにより刊行された、いわゆる「普寧蔵」と呼称される一大仏教叢書である。本発表では、増上寺蔵元版大蔵経の概要を紹介し、デジタルアーカイブ化による画像公開の意義を、①元版大蔵経研究上、②刊本大蔵経の系譜研究上、③大正蔵本の史料批判上、の三つの視座より論じたい。   ・野沢佳美(立正大学文学部教授) 「印刷漢文大蔵経研究の歴史と課題-目録・報告書刊行を中心に-」  大正末から始まった「大正蔵」編纂に合わせ『昭和法宝総目録』 3 冊が刊行された。以後、今日に至るまで、各地の大蔵経調査が漸増する中で多くの「現存目録」や「調査報告書」が刊行された。それらは、大蔵経研究の重要な基礎情報となっている。本報告では、『増上寺三大蔵経目録』に代表される「現存目録」などの刊行が大蔵経研究に果たした役割や問題点とともに、電子化が進む中での意義・課題を考えたい。   ・齊藤舜健(浄土宗総合研究所主任研究員) 「IIIFに準拠した増上寺蔵元版大蔵経デジタルアーカイブの運用」  増上寺三大蔵中の元版は、デジタル時代以前にマイクロフィルムに撮影収録された。今回、浄土宗総合研究所では、その画像をインターネット上で公開するための国際的な枠組みであるIIIFに則ってデジタルアーカイブ化した。既にデジタルアーカイブ化した宋版と合わせ、実際にWeb上でどのように閲覧等ができるのか紹介する。   ・永﨑研宣(人文情報学研究所主席研究員) 「大蔵経研究におけるデジタル画像活用の新展開」  大蔵経のデジタル画像は版式や字形の違いをはじめとして、それまでは困難だった様態の比較を容易にしたという点で大蔵経研究に大きな進展をもたらしつつある。SAT DBに実装されつつある、IIIFの特性を活かした「重ねて透過することによる比較」機能は、各大蔵経の比較をより容易にするだろう。本発表では特にその機能を中心としてSAT DBの近況と近い将来について紹介したい。   ・下田正弘(東京大学大学院人文社会系研究科教授)  総括 ◇申込方法 参加ご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。 ZoomのミーティングID・パスコードは、開催1週間ほど前にメールでご案内いたします。 ※直前のお申込の場合は自動返信でのご案内となります。 名称  「仏教の智慧を開く —浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化—」 日時  2021(令和3)年3月8日(月)13時~16時30分 会場  オンライン(申込みフォームはこちら) ※会場での実施はありません 入場料  無料 ※ただし、インターネット接続の環境が必要です お問合せ  浄土宗総合研究所(浄土宗関連情報デジタルアーカイブ研究プロジェクト)  〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4 明照会館4F  TEL:03(5472)6571(代)  FAX:03(3438)4033  Email:daizokyo2020@jsri.jp