全仏からのお知らせ
現下、国内外の情勢が大きく移り変わる中で、宗教がらみの戦争や大規模テロの勃発が相次ぎ、国内では少子高齢化や核家族化が進み人心の荒廃など様々な問題が山積しております。
こうした問題に対して、各種声明・意見書・要望書を提出及び発表しております。
全仏からのお知らせ一覧
加盟団体からのお知らせ
加盟団体からのお知らせ一覧
加盟団体へのお知らせ
本会の活動を全国のご寺院・所属団体の皆様に広報するため、加盟団体で発行している各機関誌等へ本会記事『全仏だより』の掲載にご協力頂いております。
各団体より要望がございました、過去の『全仏だより』、また最新の『全仏だより』を掲載をさせて頂きます。
また、今後はホームページ上でよりタイムリーなお知らせの掲載も予定しております。
加盟団体へのお知らせ一覧
大会・会議・記念事業開催のお知らせ
大会・会議・記念事業開催のお知らせ一覧
過去に開催した大会・会議・記念事業の報告
過去に開催した大会・会議・記念事業の報告一覧
救援活動
救援活動一覧
国際交流
国際交流一覧
広報活動
広報活動一覧
声明・談話・要望書
声明・談話・要望書一覧
共催・後援・協力
共催・後援・協力一覧
イベント情報
イベント情報一覧
- 大正新脩大蔵経の100年、SATの30周年記念公開シンポジウム 開催について(お知らせ)
-
2024年12月2日 イベント情報
本会は4月1日より法人創立70周年記念事業の実施期間に入りましたが、時同じく、私たちが平素より公益目的事業として取り組んでおります大蔵経運営事業につきましても、本年より10年間「大正新脩大蔵経編纂100年」の節目を迎えます。そこで、本会では周年記念事業に大蔵経に関する事業を組み入れ、仏陀の叡智を広めるべく事業展開を図ってまいりたいと考えております。 この「大正蔵編纂100年」を機縁として、大蔵経及びSAT大蔵経テキストデータベースを身近に感じてもらう機会及び支援に繋がることを目的とした、標記内容の大蔵経研究推進会議を主とする公開シンポジウムが開催されますので、お知らせいたします。 記 1.日 時 2024(令和6)年12月21日(土) 13:00 ~ 17:30(※三部制) (1)第一部 デジタル仏教研究の世界へ:大正新脩大藏經とSAT大蔵経の現在 ①「大正新脩大藏經の歴史とSATの将来:AIと仏教研究」 下田正弘(武蔵野大学教授/東京大学名誉教授) ②「SATの現在:大蔵経画像を用いた令和大蔵経編纂に向けて」 永崎研宣(慶應義塾大学教授/一般財団法人人文情報学研究所主席研究員) (2)第二部 AIと思想研究・仏教研究 ①「人文学研究とAI:現在・課題・展望 」 大向一輝(東京大学准教授) ②「西洋古典特化型AI「ヒューマニテクスト」の現状と展望 」 岩田直也(名古屋大学准教授) ③「仏教研究におけるAI活用」 永崎研宣(慶應義塾大学教授/一般財団法人人文情報学研究所主席研究員) (3)第三部 総合ディスカッション ※詳細については、こちらのURLにて確認ください。 https://buddhist-dh-sympo2024.dhii.jp/home/21dec_program 2.場 所 東京大学山上会館大会議室(東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス構内) 3.参 加 費 無料 4.申込方法 Googleフォーム https://forms.gle/gWJT3gS6kkUyHy5u7 以 上
- 【浄土宗】第48回浄土宗総合研究所公開シンポジウム「おむかえー来迎の話をしよう」のお知らせ
-
2024年10月8日 イベント情報
本会の加盟団体である浄土宗は、第48回浄土宗総合研究所シンポジウム「おむかえー来迎の話をしよう」を2024年11月11日(月)に開催いたします。対面とオンラインで参加可能です。 (浄土宗より) 浄土宗を開いた法然上人は、南無阿弥陀仏と称えた人の臨終に、阿弥陀仏が「おむかえ(来迎)」し、極楽浄土へ導くと説いています。その様子を視覚に訴えるために作成されたのが「来迎図」です。来迎の教えは、死の苦しみを乗り越えるための大きな力となってきました。近年、看取りの現場では、人の死の直前の「おむかえ」現象が報告され、死の苦しみを緩和する効果が指摘されています。浄土宗開宗850年を迎え、特別展「法然と極楽浄土」では来迎図が展示され注目される中、本シンポジウムで「おむかえ」をテーマに取り上げ、その教理と布教、人々の思いの現れである絵画、そして死と向き合う現場という視点から、現代における「おむかえ」の意義を参加者の皆さんと考えたいと思います。 ◇登壇者と発題テーマ 「浄土宗で説く来迎の意義」 安藤 俊英師 (圓通寺住職・総本山知恩院浄土宗学研究所嘱託研究員) 「来迎図の果たした役割」 高間 由香里氏 (大阪教育大学准教授) 「看取りの現場におけるお迎え現象」 奥野 滋子氏 (在宅緩和ケア医、湘南ホスピタル・順天堂大学院客員教授) 「一般・檀信徒に来迎を説くこと」 日下部 謙旨師 (慶光寺住職・大本山金戒光明寺布教師会顧問) ◇コーディネーター 井野 周隆 (浄土宗総合研究所研究員) ◇申込方法: 参加ご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。 名称 第48回浄土宗総合研究所シンポジウム おむかえー来迎の話をしよう 日時 2024(令和6)年11月11日(月)12時半~16時半(受付開始12:00) 会場 【対面】浄土宗教化研修会館(源光院) (京都市東山区林下町416番地) 【オンライン】Zoom ※事前申込の方にご案内をE-mailでお送ります。 入場料 無料(申し込みはこちら) お問合せ 浄土宗総合研究所(京都分室) 〒605-0062 京都市東山区林下町416 浄土宗教化研修会館内 HP:https://jsri.jodo.or.jp/ TEL:075-744-0841 FAX:075-744-0849 Email:sympo2024kyoto@jsri.jp
- 浄土真宗本願寺派「へいわフォーラム2024」
-
2024年8月23日 イベント情報 東京都
本会の加盟団体である浄土真宗本願寺派(築地本願寺)において「へいわフォーラム2024」が開催されます。 「へいわフォーラム」は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)が、戦争によって尊いいのちを失われた すべての方がたを追悼し、悲惨な戦争を再び繰り返してはならないという平和への決意を確認す るため、国立千鳥ヶ淵全戦没者墓苑での「全戦没者追悼法要」開催に併せ、その前日である 9 月 17 日に、非戦・平和について考えることを目的として、2005 年以降毎年開催しております。 本年は、国境なき医師団の医師として、世界各地で活躍されている中嶋 優子氏をお招きしま す。戦場で生活している人々の現状や、活躍を通じて見えてきた人間が持つ愛の深さ、命の大切 さ、生きることの素晴らしさをお伝えいただきます。 参加費無料ですので、一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。 ※詳細は、下記のとおりです。 【内 容】 開催日時 2024年9月17日(火)13時30分~15時15分 講 師 中 嶋 優 子 氏(なかじま ゆうこ) [国境なき医師団(MSF)日本 会長/救急医・麻酔科医] 講 題 国境なき医師団の活動から戦争を考える 会 場 築地本願寺 本堂(東京都中央区築地3-15-1) 参 加 費 無料 参加申込 不要 問合せ先 東京教区教務所 03-3541-1666 詳 細 https://tokyo-hongwanji.jp/news/?id=128
- 【真宗教団連合】「ごえんさんエキスポ2024 in 築地本願寺」開催
-
2024年4月17日 イベント情報 東京都
本会の加盟団体である浄土真宗本願寺派、真宗大谷派など浄土真宗系の10宗派が加盟する真宗教団連合では、「ごえんさんエキスポ2024 in 築地本願寺」を浄土真宗本願寺派の築地本願寺の境内にて開催いたします。 (※詳細はこちら) (パンフレットより) 「機嫌」という言葉の驚きのルーツ、知っていますか?! 「ご機嫌いかが?」「機嫌をとる」「ご機嫌ななめ」などの「機嫌」は、実は仏教の言葉だったのです。世間から嫌悪されないようにという、お坊さん自身の戒めでした。 このように今では当たり前なモノゴトの裏側には、実は仏教の要素がいっぱいあるんです。 今回のごえんさんエキスポでは、全国各地のユニークなお坊さんたちが大集合!お坊さんや仏教と出会い、ご機嫌な一日をお寺で過ごしませんか? 名称 ごえんさんエキスポ 2024 in 築地本願寺 日時 2024(令和6)年4月20日(土)9時~16時 会場 浄土真宗本願寺派 築地本願寺 境内 入場料 無料 お問合せ 真宗教団連合 https://5en3expo.studio.site/ shinshu.kyodan.ren5@gmail.com
- 【(公財)仏教伝道協会】「全日本仏教会花まつりデザイン募集 入選作品展」
-
2024年3月22日 イベント情報
加盟団体の(公財)の仏教伝道協会が、毎年本会が主催している「花まつりデザイン募集」の入選作品の展覧会を開催します。みなさまが書いてくださった珠玉の作品たちが一堂に会します。 みなさま、お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。 詳しくはこちら(協会HP)をご参照ください https://www.bdk.or.jp/event-2/hanamatsuri2024.html 【期間】 2024年3月22日(金)~4月8日(月) ※土日は除く ※最終日17:00まで 【入場料】無料 【会場】 仏教伝道協会1階ロビー 東京都港区芝4-3-14 【主催】 公益財団法人 仏教伝道協会 【後援協力】 公益財団法人 全日本仏教会 公益社団法人 全日本仏教婦人連盟 大和証券株式会社
- 【真宗教団連合】「ごえんさんエキスポ in 佛光寺」開催
-
2024年3月4日 イベント情報 東京都
本会の加盟団体である浄土真宗本願寺派、真宗大谷派など浄土真宗系の10宗派が加盟する真宗教団連合では、「ごえんさんエキスポ in 佛光寺」を真宗佛光寺派の本山佛光寺の境内にて開催いたします。 (パンフレットより) 仏教とご縁の深い芸人さんが大集合!小籔さんの生きる指針は仏教だった?落語の始まりはお坊さんのお説教だった?小籔さんと僧侶のトークコーナー、月亭方正さんの落語会、若手芸人と僧侶の漫才など盛りだくさん。 名称 ごえんさんエキスポ in 佛光寺 日時 2024(令和6)年3月16日(土)10時~16時 会場 真宗佛光寺派 本山佛光寺 境内 入場料 無料 お問合せ 真宗教団連合 https://5en3expo.studio.site/ 5en3expo@gmail.com
- 【浄土宗】第47回浄土宗総合研究所公開シンポジウム「AI時代の信仰」のお知らせ
-
2024年2月14日 イベント情報
本会の加盟団体である浄土宗は、第47回浄土宗総合研究所シンポジウム「AI時代の信仰」を2024年2月26日(月)に開催いたします。対面とオンラインで参加可能です。 (浄土宗より) 本シンポジウムは、生成AIが劇的な進化を遂げるなかで、AIがもたらす影響や倫理的課題について議論する。今後、各パネリストによる発表とディスカッションを通じて、これまでの信仰や価値観が変容する可能性を探るとともに、AI時代の信仰を考察する。そのなかで個人や教団がAIと共存する新たな信仰の在り方を考え、未来志向の議論を行いたい。 ◇パネリスト 「ブッダボットから見たAIと仏教」 亀山隆彦(京都大学人と社会の未来研究院研究員) 「浄土宗とAI」 齊藤舜健(浄土宗総合研究所主任研究員) 「自動翻訳から考えるAIとその未来」 隅田英一郎(情報通信研究機構(NICT)フェロー) 「AIが社会にもたらすリスクについて:特に軍事利用の観点から」 橳島次郎(生命倫理政策研究会共同代表) ◇コーディネーター 石田一裕(浄土宗総合研究所研究員) ◇申込方法: 参加ご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。 名称 第47回浄土宗総合研究所シンポジウム AI時代の信仰 日時 2024(令和6)年2月26日(月)13時~16時半(受付開始12:30) 会場 【対面】大本山増上寺 光摂殿 講堂(東京都港区芝公園4-7-35) 【オンライン】Zoomウェビナー 入場料 無料(申し込みはこちら) お問合せ 浄土宗総合研究所 〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4 明照会館4階 HP:https://jsri.jodo.or.jp/ TEL:03-5472-6571 FAX:03-3438-4033 Email:info@jsri.jp
- 【(公財)仏教伝道協会】「全日本仏教会花まつりデザイン募集 入選作品展」
-
2022年3月18日 イベント情報
加盟団体の(公財)の仏教伝道協会が、毎年本会が主催している「花まつりデザイン募集」の入選作品の展覧会を開催します。みなさまが書いてくださった珠玉の作品たちが一堂に会します。期間中には仏教伝道センタービル2階の中国料理菩提樹にて「特性精進カレー」が登場します。 みなさま、お誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。 【期間】 2022年3月25日(金)~4月8日(金) ※土日は除く ※最終日17:00まで 【入場料】無料 【会場】 仏教伝道協会1階ロビー 東京都港区芝4-3-14 【主催】 公益財団法人 仏教伝道協会 【後援協力】 公益財団法人 全日本仏教会 公益社団法人 全日本仏教婦人連盟 中国料理菩提樹
- 【浄土宗】浄土宗開宗850年慶讃事業 「令和3(2021)年度 増上寺所蔵三大蔵電子化公開に関するシンポジウム」のお知らせ
-
2021年11月26日 イベント情報
本会の加盟団体である浄土宗は、浄土宗開宗850年慶讃事業「令和3(2021)年度 増上寺所蔵三大蔵電子化公開に関するシンポジウム」を11/29(月)にオンラインにて開催いたします。 (浄土宗より) 仏教文化史上に残る大事業である、浄土宗開宗850年慶讃事業「大本山増上寺所蔵の高麗版大蔵経撮影ならびに三大蔵電子化公開」を知っていただくためのシンポジウムです。 法然上人がこの大蔵経を背景として善導大師の『観経疏』へと到達し浄土宗を開いたこと、さらに徳川家康公から寄進された什物として増上寺が所蔵してきた三大蔵の仏教的および文化的意義の高さと、三大蔵の電子化という新時代への移行を通じた人文学や仏教文化の新たなる時代の幕開けを感じていただきたいと存じます。 (浄土宗HP: https://jodoshu.net/office-event/11911/) ◇発表者と講題: 講演1 「増上寺所蔵三大蔵の電子化の意義」 袖山榮輝先生(浄土宗総合研究所主任研究員) 講演2 「法然上人と一切経」 林田康順先生(大正大学教授・浄土宗総合研究所研究員) 講演3 「増上寺所蔵の三大蔵について」 下田桃子先生(成蹊高等学校教諭) 講演4 「増上寺所蔵三大蔵電子化の実用化」 齊藤舜健先生(浄土宗総合研究所主任研究員) コーディネーター 柴田泰山先生(大正大学非常勤講師・浄土宗総合研究所研究員) ◇申込方法: 参加ご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。 申込受付後、自動返信メールにて視聴用URLをお送りします。 名称 浄土宗開宗850年慶讃事業「令和3(2021)年度 増上寺所蔵三大蔵電子化公開に関するシンポジウム」 日時 2021(令和3)年11月29日(月)13時~16時10分 ※オンライン受付開始 12:30 会場 オンライン(Zoomウェビナー)(申込みはこちら) ※会場での実施はありません 入場料 無料 ※ただし、インターネット接続の環境が必要です。 お問合せ 浄土宗宗務庁 企画調整室 〒605-0062 京都府東山区林下町400-8 HP:https://jodoshu.net/office-event/11911/ TEL:075-525-0481 FAX:075-531-5105
- 【浄土宗総合研究所】公開講座「仏教の智慧を開く —浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化—」
-
2021年2月19日 イベント情報 東京都
本会の加盟団体である浄土宗の総合研究所は、公開講座「仏教の智慧を開く —浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化—」をオンラインにて開催いたします。近代仏教学の礎となった大正新脩大蔵経の源である宋版大蔵経と元版大蔵経をデジタルアーカイブ化し、インターネット上に公開することで、研究の新たな地平を開こうとする野心的な試みが、今、同研究所で続けられています。是非ご参加ください。 (浄土宗総合研究所より) 浄土宗総合研究所では、浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化についての公開講座を開催いたします。 仏教研究における漢文文献のデファクト・スタンダードである大正新脩大蔵経が、浄土宗大本山増上寺所蔵の高麗版大蔵経を底本とし、同寺所蔵の宋版大蔵経(思渓蔵)と元版大蔵経を対校本とすることは周知のことです。 来たる2024年、浄土宗は開宗850年を迎えます。その記念行事の一つとして、この増上寺所蔵高麗版大蔵経のデジタルアーカイブ化と増上寺三大蔵デジタルアーカイブのインターネット上での公開が企画されております。それに先立ち、弊研究所では、一昨年度は宋版大蔵経を、昨年度は元版大蔵経をデジタルアーカイブ化いたしました。 二回目となる今般の公開講座では、増上寺所蔵元版大蔵経およびそのデジタルアーカイブ化の持つ意義について、大正新脩大蔵経テキストデータベースを運営するSATから下田正弘先生と永﨑研宣先生、また、大蔵経をご専門とされる野沢佳美先生と上杉智英先生をお招きしてお話を伺います。併せて国際的な画像アーカイブの仕様であるIIIFに準拠した元版大蔵経デジタルアーカイブの運用を紹介します。 ◇発表者と講題 ・上杉智英(京都国立博物館研究員) 「浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経、画像公開の意義」 浄土宗大本山増上寺所蔵の元版大蔵経は、元時代至元十四年(1277)より同二十七年(1290)にかけて、杭州の南山普寧寺僧、道安らにより刊行された、いわゆる「普寧蔵」と呼称される一大仏教叢書である。本発表では、増上寺蔵元版大蔵経の概要を紹介し、デジタルアーカイブ化による画像公開の意義を、①元版大蔵経研究上、②刊本大蔵経の系譜研究上、③大正蔵本の史料批判上、の三つの視座より論じたい。 ・野沢佳美(立正大学文学部教授) 「印刷漢文大蔵経研究の歴史と課題-目録・報告書刊行を中心に-」 大正末から始まった「大正蔵」編纂に合わせ『昭和法宝総目録』 3 冊が刊行された。以後、今日に至るまで、各地の大蔵経調査が漸増する中で多くの「現存目録」や「調査報告書」が刊行された。それらは、大蔵経研究の重要な基礎情報となっている。本報告では、『増上寺三大蔵経目録』に代表される「現存目録」などの刊行が大蔵経研究に果たした役割や問題点とともに、電子化が進む中での意義・課題を考えたい。 ・齊藤舜健(浄土宗総合研究所主任研究員) 「IIIFに準拠した増上寺蔵元版大蔵経デジタルアーカイブの運用」 増上寺三大蔵中の元版は、デジタル時代以前にマイクロフィルムに撮影収録された。今回、浄土宗総合研究所では、その画像をインターネット上で公開するための国際的な枠組みであるIIIFに則ってデジタルアーカイブ化した。既にデジタルアーカイブ化した宋版と合わせ、実際にWeb上でどのように閲覧等ができるのか紹介する。 ・永﨑研宣(人文情報学研究所主席研究員) 「大蔵経研究におけるデジタル画像活用の新展開」 大蔵経のデジタル画像は版式や字形の違いをはじめとして、それまでは困難だった様態の比較を容易にしたという点で大蔵経研究に大きな進展をもたらしつつある。SAT DBに実装されつつある、IIIFの特性を活かした「重ねて透過することによる比較」機能は、各大蔵経の比較をより容易にするだろう。本発表では特にその機能を中心としてSAT DBの近況と近い将来について紹介したい。 ・下田正弘(東京大学大学院人文社会系研究科教授) 総括 ◇申込方法 参加ご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。 ZoomのミーティングID・パスコードは、開催1週間ほど前にメールでご案内いたします。 ※直前のお申込の場合は自動返信でのご案内となります。 名称 「仏教の智慧を開く —浄土宗大本山増上寺所蔵元版大蔵経デジタルアーカイブ化—」 日時 2021(令和3)年3月8日(月)13時~16時30分 会場 オンライン(申込みフォームはこちら) ※会場での実施はありません 入場料 無料 ※ただし、インターネット接続の環境が必要です お問合せ 浄土宗総合研究所(浄土宗関連情報デジタルアーカイブ研究プロジェクト) 〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4 明照会館4F TEL:03(5472)6571(代) FAX:03(3438)4033 Email:daizokyo2020@jsri.jp