お知らせ一覧

全仏からのお知らせ

現下、国内外の情勢が大きく移り変わる中で、宗教がらみの戦争や大規模テロの勃発が相次ぎ、国内では少子高齢化や核家族化が進み人心の荒廃など様々な問題が山積しております。

こうした問題に対して、各種声明・意見書・要望書を提出及び発表しております。

全仏からのお知らせ一覧

加盟団体からのお知らせ

加盟団体からのお知らせ一覧

加盟団体へのお知らせ

本会の活動を全国のご寺院・所属団体の皆様に広報するため、加盟団体で発行している各機関誌等へ本会記事『全仏だより』の掲載にご協力頂いております。
各団体より要望がございました、過去の『全仏だより』、また最新の『全仏だより』を掲載をさせて頂きます。

また、今後はホームページ上でよりタイムリーなお知らせの掲載も予定しております。

加盟団体へのお知らせ一覧

大会・会議・記念事業開催のお知らせ

大会・会議・記念事業開催のお知らせ一覧

過去に開催した大会・会議・記念事業の報告

過去に開催した大会・会議・記念事業の報告一覧

救援活動

救援活動一覧

国際交流

国際交流一覧

広報活動

広報活動一覧

声明・談話・要望書

声明・談話・要望書一覧

共催・後援・協力

共催・後援・協力一覧

イベント情報

イベント情報一覧

朝鮮半島出身の旧民間徴用者等の遺骨の早期返還を求める要望について

2011年1月21日 声明・談話・要望書  

私たちは一日も早いご遺骨の返還を願ってます。  日本国内では戦前・戦中から朝鮮半島から徴用されて、日本で亡くなられた民間人の方々が沢山おられます。また、その方々のご遺骨を預かっている寺院も沢山おられます。  平成16年12月に開催された日韓首脳会議(小泉純一郎首相と盧武鉉大統領)において、朝鮮半島の旧民間徴用者等の遺骨返還に向けた話合いがなされ、その後政府から全日本仏教会に対して、全国の寺院が預かっている遺骨に関する情報提供の協力要請がありました。  全日本仏教会は加盟団体に対してこの件についてお願いし、各加盟団体は傘下の全国寺院に協力を求めて遺骨に関する実地調査が始まりました。分かった情報は取りまとめて、今まで9回にわたり政府に情報を提出しております。  しかし、預かっているご遺骨は未だに1体も返還されません。東京目黒にある祐天寺に保管されていたご遺骨(軍人・軍属)は、平成22年まで3回に亘って返還されているのに、何故民間人のご遺骨は返還が始まらないのでしょうか?  本会は過去に数回、政府の担当官に質問をしましたが、外交上の問題ということで、納得できる回答を得られておりません。  戦後65年以上が経過して、朝鮮半島のご遺族や日本国内でご遺骨を預かっておられる寺院の方々の高齢化によって、この問題について記憶が薄れ、次の世代に継承しにくく、このままの状態が続くと取り返しがつかないことになります。  本会は2月10日に各加盟団体の担当者が集う「人権問題連絡協議会」開催に先立ち、政府の各担当省に対して要望書を提出しました。  政府から依頼されたこの遺骨返還事業を「人とのつながり」を大事に育み、早くご遺族の元にお返ししたく、ご覧頂いている皆様のご理解を戴ければ幸いです。 合 掌 提出した要望書はこちら(PDFファイル)
WFB創立60周年記念祝典 河野会長会長祝辞

2011年1月11日 国際交流  

殺してはならぬ。 殺さしめてはならぬ。 2010年11月16日にスリランカのコロンボで開催された「WFB創立60周年記念祝典」に本会から河野太通会長が出席されました。各国祝辞の際に登壇し、財団法人全日本仏教会を代表して、戸松義晴事務総長通訳のもと祝辞を述べました。 祝典等については、こちらをご覧下さい。 5,000人もの観衆が見つめる中、第二次世界大戦時における、スリランカの日本に対する賠償請求権放棄への謝辞や、日本がアジア諸国に行った過ちと懺悔等の内容を伝えました。各国代表の祝辞より、一段と大きな拍手を頂戴致しました。 内容はこちらをご覧下さい。 WFB創立60周年記念祝典河野太通会長祝辞
WFB創立60周年記念祝典・第25回世界仏教徒会議仏教徒会議スリランカ大会記念ツアー

2010年11月15日 国際交流  

全日本仏教会企画のもと、WFB(世界仏教徒連盟)創立60周年記念祝典・第25回世界仏教徒会議スリランカ大会記念ツアーが2010年11月15日~20日に開催されました。  世界仏教徒会議が開催される際には、本会が加盟宗派、都道府県仏教会、関係団体及び賛助会員等を対象にツアーを企画・主催しております。世界の仏教徒と接しながら、様々な宗派・団体を超えて縁を結んでもらうことを目的とし、毎回参加者の方からご好評をいただいております。今回のツアーでは、WFB創立60周年記念祝典を主に、シギリヤロックやダンブラ石窟寺院等、スリランカの世界遺産を巡りました。  日程中の祝典及び主要行事を掲載致します。 ●ツアー詳細 期間:2010年11月15日(月)~20日(土) 参加者:22名 場所:スリランカ(コロンボ、ダンブラ等) 備考:スリランカ(セイロン)はWFB設立の地で、第1回大会をはじめ過去に3回の世界大会を開催してきた。今大会はWFB創立60周年という記念すべき大会であり、設立の地であるスリランカの「All Ceylon Buddhist Congress」が主催となって大会が運営された。 11月16日(火) ●大菩提会参拝 ホテルより大菩提会へ向かいました。 コロンボ市内は、鮮やかな建物や看板で溢れていました。 市内の交差点には仏像が奉られており、 仏教文化の一端が垣間見えました。         スリランカ大菩提会は1891年に仏教の復興、仏跡の復興、学問的研究、社会福祉のために発足し、幅広い活動を行っています。 現在使用されている施設は、大菩薩会創立者、アナガリータ・ダルマパーラ師により生み出されたものです。 日本とも交流が深い寺院で、設立式典には日本からの僧侶も多数参列しました。 大菩提会は幼稚園を併設しており、参拝時に園児によるお出迎えをいただきました。      紙で作った手作りのお花をいただきました。 歓迎のしるしに、日本の「チューリップ」の歌に合わせた歓迎のダンスを披露して下さいました。 普段の授業から、日本の文化を教育に役立てているそうです。      本堂にて参加者一同でお勤めをし、集合写真を撮影しました      お茶の接待時、河野太通会長(写真左)から記念品を、有田惠宗理事長(写真右)より御香料を、ヴァン・バナガーラ・ウパティッサ会長に手交しました。      とても美味しい紅茶やお菓子をいただき、楽しい時間を過ごすことができました。 ●スリランカ国会議事堂に表敬訪問 D・M・ジャヤラトナ首相に表敬訪問を行いました。 普段は入ることが非常に難しい国会議事堂ですが、特別に許可をいただきました。 国会議事堂は湖に囲まれ、並木道が綺麗な外観でした。       首相執務室にて、D・M・ジャヤラトナ首相と接見し、河野太通会長、D・M・ジャヤラトナ首相双方より記念品を手交しました。 国会開催中ということで、非常にご多忙の中、1時間程時間をいただき、昨今の社会情勢等の意見を交換しました。 ※国会議事堂内は撮影機材持ち込み禁止のため、内部の写真はありません。 ●WFB創立60周年記念祝典参加 スガタダサシンドアスタジアムにて祝典が開催されました。 スタジアム内は世界各地の仏教徒が約5千人詰めかけ、熱気溢れる雰囲気の中開始されました。 祝典にはマヒンダ・ラージャパクサ大統領が臨席し、そのプログラムもバレーとスリランカの伝統舞踊をミックスした踊りや、三帰依文の合唱、釈尊の生涯をおった無声劇など、終始参加者を飽きさせない趣向を凝らしたものでした。 本会からは河野太通会長(WFB最高顧問)が出席、ステージ上で祝辞を述べるとともに、WFB人道支援基金に対し500万円の寄託を行いました。 スピーチの内容はこちらをご覧下さい。 他国のスピーチより、一段と大きな拍手と称賛の声をいただきました。 祝典終了時には、直接河野大通会長に対して、様々な参加者から声を掛けられ、お褒めの言葉を頂戴しました。 記念祝典の模様は下記をご覧下さい。 WFB創立60周年記念祝典(All Ceylon Buddhist Congress提供)。   ※その他の様子をご覧になる場合は、「You Tube」マークをクリックして下さい。 11月17日(水) ●キャンディ(世界遺産)観光 世界遺産のキャンディを観光しました。 キャンディとはスリランカ中部の地域の名前で、周辺経済の中心地であり、仏教の聖地として「聖地キャンディ」の名前で世界遺産に登録されています。 今回はWFBスリランカ大会開催中のため、仏歯寺の特別拝観に参加しました。 仏歯寺とはダラダー・マーリガーワ寺院の通称で、仏歯(お釈迦様の犬歯)がまつられている場所です。      特別拝観ということで、普段はお目にかかることのできない、仏歯がまつられている祭壇内部へ参拝しました。 多くの方が集まっており、参拝までに1時間程を要しましたが、無事お参りすることができました。    境内には像がおり、世界の仏教者がこぞって記念撮影をしていました。      11月18日(木) ●シギリヤロック(世界遺産)観光      シギリヤロックとは、父「ダートセーナ王」を殺して王権を奪い、異母弟「マガラーナ王」の復讐を恐れ、シギリヤ ロックに自分だけの宮殿を造り11年間そこで暮らした「キャサパ王」の宮殿跡が一枚岩の頂上に残る遺跡です。仏教徒であったキャサパは「父を殺した」という仏教徒として大罪を犯したため、様々な寺院を建立し、病院を設立して、罪を償おうとするも、罪の意識が消えず異母弟の復讐にも怯える日々を過ごしていたそうです。その為、シギリヤロック近辺には寺院や仏像が数多く存在し、また周辺には堀がはり巡らされ、豪がいたる所にあり、まるで城塞のような外観になっています。      上までは1200段の階段があるため、何度か休憩を挟みながら、参加者全員で頂上を目指しました。      中、岩盤に描かれた美人画や、眼下に広がる雄大な景色を眺め、楽しみながら登頂しました。       頂上付近は広場になっており、更に険しい階段を上らなくてはなりません。 他の観光客の方々に助けられながら、もう少しの頂上を目指します。   頂上からの景色は、登頂の疲れと相まって、感動するほどの絶景でした。 頂上には王様専用のプール跡など、当時の宮殿の様子が伺える多くの遺跡があり、面影を想像しながら散策しました。      ●ポロンナルワ(世界遺産)観光 ポロンナルワは、中世シンハラ王朝の首都のことです。 シンハラ人の王朝は紀元前3世紀にアヌラーダプラを首都とし、仏教文化と共に発展を遂げましたが、インド南部の王朝による度重なる攻撃に悩まされ、幾度となくアヌラーダプラは陥落し、その度に奪還を繰り返してきました。そしてついに993年に南インドのチョーラ王朝にアヌラーダプラが落とされたのを機に、僧侶たちの内部抗争も相まって、1017年にシンハラ王朝は首都として長年続いたアヌラーダプラを放棄し、ポロンナルワへと遷都しました。 そこかしこに柱が立っており、当時の建築物の名残を感じさせます。           ポロンナルワの遺跡地区は、宮殿や寺院などといった様々な遺跡によって構成されていますが、中でもガル・ヴィハーラという地区にはブッダの坐像、立像(お釈迦様の弟子である阿難という説がある)、涅槃像の3体が存在し、独特の存在感を放っています。様々な遺跡を観光し、スリランカに存在する仏教文化の偉大さを目の当たりにすることが出来ました。                   11月19日(金) ●ダンブラ石窟寺院(世界遺産)参拝 ダンブラ石窟寺院は、標高約400メートルの岩山の中腹に建立された寺院です。自然の岩陰を利用して作られており、スリランカの石窟寺院としては最大規模です。      約2000年前に建立されたこの寺院には、5つの洞窟があり、それぞれに涅槃像や立像が安置されています。それぞれの石窟は年代が違っているため、仏像も微妙に違っていました。 一番古い石窟に安置去れている涅槃蔵の前で、参加者全員で読経をしました。             各石窟には仏像が多数御安置されています。 年代によってお顔や装飾品が異なります。当時の文化が仏像にも反映されているようです。      石窟にあるのは仏像だけでなく、当日の王様の像や壁面にも仏画が描かれています。      現地の方が菩提樹の下に線香をお供えしていました。 観光地としてではなく、寺院を表している光景でした。 境内には綺麗な蓮の花が咲いていました。      ●身延山スリランカ別院参拝       身延山スリランカ別院は1994年、総本山身延山久遠寺(日蓮宗総本山)開宗750年記念事業の一環として建立された寺院です。こちらにも幼稚園が併設されており、皆さまから歓迎を受けました。        村の若者より、免許をもらったものしかできない伝統舞踊を披露して下さいました。 アクロバティックな踊りで、見ている私たちは釘付けでした。      本堂にて有田惠宗理事長導師のもと、全員で読経をしました。 園児にカメラを向けると、はにかみながらも撮影させてくれました。       有田惠宗理事長よりヴァン・ダンマ師(身延山スリランカ別院住職)へ記念品・御香料を手交しました。 最後に皆さんと記念撮影をしました。      今回のツアーも無事に終了することができました。 参加者の皆さま、スリランカにおいて私たちを迎えて下さった方々のご協力に感謝致します。 次回のツアーもどうぞお楽しみに。 同時開催の第25回世界仏教徒会議については、こちらをご覧下さい。
第25回 世界仏教徒会議 スリランカ大会参加

2010年11月13日 国際交流  

「仏陀の教えによる社会的和解」  2010年11月13日から17日にかけてスリランカ・コロンボ市内にあるシナモングランドホテルにおいて、第25回WFB世界仏教徒会議スリランカ大会が開催されました。 会場となったシナモングランドホテル  本会より正本乗光国際交流審議会委員(WFB人道支援委員会 委員長)・戸松義晴事務総長(WFB執行役員)・入西智彦国際部長・藤田宗玄国際部次長が参加しました。スリランカ(セイロン)はWFB創立の地で、第1回大会をはじめ、過去に3回の世界大会を開催してきた経緯があります。今大会はWFB創立60周年という記念すべき大会であり、スリランカのAll Ceylon Buddhist Congress(ACBC)が主催となって大会が運営されました。  以下に日程中の主な行事をご紹介します。 11月13日 ・第77回WFB執行役員会議(合同役員会議)  副会長・常設委員会委員長を交えた合同役員会議として開催された。パロップ・タイアリー事務総長による事業・会計報告の後、人道支援委員会委員でもあるカメリア・ダルマワン執行役員(インドネシア)から、自身が所属する救援組織「カルナ・ミッタ」のスマトラ沖地震の詳細な救援活動報告がなされた。また、全日本仏教会から1,000万円が人道支援基金に寄託されたことが報告された。(2010年2月、11月にそれぞれ500万ずつ)。  さらに加盟センターの年会費の滞納状況の報告や、総会へ勧告する新規加盟センター候補の承認などが行われた。最後に次回の大会開催に関して、韓国が立候補し承認された。主催は曹渓宗で、韓国の他の地域センターとも協力しながら大会準備が進められる。開催時期は2012年5月と発表された。 執行役員会議   11月14日 ・総会  総会では執行役員の選挙が予定されていたが、立候補の人数が規定の8名以内であったため無投票となった。Goh Seng Chai氏(マレーシア)、D.M. Jayatilake Dissanayake氏(スリランカ)が辞任、新たにChang Ling氏(中国)、Jagath Sumathipala氏(スリランカ)の二名が執行役員となった。本会からは戸松義晴事務総長が再選された。他に新規加盟センターの承認などが行われた。 ・開会式  各国の代表・オブザーバーなど四百名が参加した。ゲストとしてD.M.ジャヤラトナ首相が祝辞を述べた。 開会式の様子 挨拶するD.M.Jayaratne首相 挨拶するパロップ・タイアリーWFB事務総長 地元学生による歌の披露 ・第1回全体会議 バングラデシュ・オーストラリア・ネパール等各国首脳からの祝辞がそれぞれのセンター代表から披露された。 11月15日 ・常設委員会会議  正本乗光師が委員長を務める人道支援委員会が9つの常設委員会の1つとして開催された。本委員会にはパロップ事務総長も出席するなど、WFBの活動の中でも重要な役割を担っている。  委員会ではこれまでの人道支援の実績が報告されるとともに、今後の活動計画が討議され、自然災害への速やかな対応をすること、貧困・難民・紛争といった問題に対する中長期的な支援活動については次回大会で検討すること、2012年2月にブッダガヤの日本寺を中心に人道支援活動を視察すべくスタディーツアーを派遣することが決定した。また、人道支援申請書の様式についても改善点が指摘された。  全日本仏教会として人道支援基金に寄託をするにあたり、寄付者に対して詳細な報告書を提出することが信頼関係の構築に不可欠であると意見を提出した。   人道支援委員会 人道支援委員会 人道支援委員会の報告をする正本師 会場外ケータリングの様子 ・第2回全体会議  各常設委員会の委員長により先に行われた委員会の報告がなされた。人道支援委員会については、正本委員長がカメリア・ダルマワン委員とともに報告を行った。 11月16日 ・シンポジウム  テーマは大会テーマと同じく「仏陀の教えによる社会的和解」。戸松事務総長を含め、各国地域センターから十名が提言を行った。 シンポジウムにて講演する戸松義晴事務総長 ・WFB創立60周年記念祝典  スガタダサスタジアムに五千人を集め、創立60周年記念祝典が開催された。 祝典にはマヒンダ・ラージャパクサ大統領が臨席し、そのプログラムもバレーとスリランカの伝統舞踊をミックスした踊りや、三帰依文の合唱など終始参加者を飽きさせない趣向を凝らしたものであった。  本会からは河野太通会長(WFB最高顧問)が出席、ステージ上で祝辞を述べるとともに、WFB人道支援基金に対し500万円の寄託を行った。 (中央)60周年記念祝典で祝辞を述べる河野太通会長 (右下)通訳する戸松義晴事務総長 スピーチの内容はこちらをご覧下さい。 記念祝典の模様は下記をご覧下さい。 WFB創立60周年記念祝典(All Ceylon Buddhist Congress提供) ※その他の様子をご覧になる場合は、「You Tube」マークをクリックして下さい。 ・閉会式  祝典会場からホテルに戻り、引き続き閉会式が開催された。閉会式では最高顧問である河野太通会長に特別功労賞メダルの贈呈が行われた。 閉会式にてパロップ事務総長より特別功労賞メダルの証書を受け取る河野太通会長 11月17日  キャンディ仏歯寺の特別拝観に参加した。 仏歯寺内部の様子 ツアー参加者と合流 スリランカ大会記念ツアーの様子はこちらをご覧下さい。
第41回全日本仏教徒会議栃木大会 瀬戸内寂聴師による特別講演中止のお知らせ

2010年11月8日 過去に開催した大会・会議・記念事業の報告  

第41回全日本仏教徒会議栃木大会  瀬戸内寂聴師による特別講演中止のお知らせ  第41回全日本仏教徒会議栃木大会において、11月10日に開催が予定されておりました瀬戸内寂聴師の特別講演は、ご本人の体調不良により中止となりました。  尚、11月9日に開催されるシンポジウム及び11月10日の船村徹氏による記念講演は予定通り開催されます。 ■お問い合せ■ 第41回全日本仏教徒会議栃木大会事務局 TEL&FAX:028-635-7676
人間の素晴らしさを皆さんに伝えたい 仏像ガールインタビュー

2010年9月28日 広報活動  

人間の素晴らしさを皆さんに伝えたい (対談)仏像ガール®×戸松義晴 中学生で父の死を経験して仏像ガール®。 死をきっかけに自身のいのちを見つめ、現在は仏像を通して人間の素晴らしさを伝える仕事をされています。 仏像や人間に対しての思いをお話し頂きました。 (9月号より本会機関誌『全仏』表紙写真を提供していただております) ※インタビュー前半は『全仏』誌9月号に掲載しております。 『全仏』誌9月号はこちら(PDFファイル)   空気に触れる 戸松義晴(以下戸松) 様々な場所へ訪れた中で、何か苦労というか、困ったことはありますか。 仏像ガール® 苦労を感じたことは、あまりありませんね。 私は車の免許をもっていないので、交通手段がないところは歩いて向かいます。 ときには、2時間以上も歩いてむかうときもあります。 そういうのは、人から見れば大変だって思われるかもしれませんが、 歩きながら人々と挨拶したり、地域の空気に触れるのが楽しくて、苦労とは感じないですし…。 戸松 車で移動すると、目的地だけに目がいきがちですが、 歩いて回ると途中にお地蔵様があったりして。  戸松義晴(プロフィールは巻末記載)  仏像ガール®(プロフィールは巻末記載) 仏像ガール® そうそう。 戸松 地域が大事にしているものがあって、そういうものと一体となって実はお地蔵様もあったり。 仏像ガール® 本当にそうなんですよね。 こんなとこにお地蔵様がいらっしゃった!っていう発見は本当にうれしいです。 仏様に対面するだけでも、もちろんすばらしい経験ができると思うのですが、 さらにその回りにある、仏様を大切にしている人たち、仏様と一緒に住んでいる人たちが、 こんなに優しいんだって思うと、より仏様も好きになっちゃうという感じですね。 戸松 なるほど。 仏像ガール® 歩きながらいろんな仏像や人と接する内に、 ずっと「人間なんて大嫌い」と思っていた私が、 いつの間にか「人間大好き」に変わっていたんですよ。 父が亡くなる前は、つっぱっていて。いじめもあって。 戸松 人を信用できない。 仏像ガール® そうなんです。 友達なんていらない、一人で生きていけると本気で思っていました。 友情なんて薄っぺらだって感じていたんですね。 人間なんて…と思っていたのに、仏像に出会う旅をする中で、 私がすごく感動するときには、そこに必ず「人」がいるということに最近ようやく気がついたんです。 ちょっと遅いんですけどね(笑)。 仏像に「会う」 戸松 仏像をご縁として様々な方と出会い、人の思いを感じられたのですね。 仏像ガール® そうなんです。 私がいつも皆さんにお話しさせていただくときには、 仏像を「見る」とか「鑑賞する」ではなくて、仏像に「会う」という言葉を使います。 仏像を美術のように、鑑賞物として見ている人たちが多くなっている一方で、 仏像を「難しい」とか「勉強しないとわからない」と感じている人もとても多いんです。 でも、私たちのおじいちゃん、おばあちゃんたちは、 きっと仏教のことをよく知っていたとか、仏像の知識がたくさんあったというわけではないんですよね。 仏様のことを信じて、ただ手を合わせていたのだと思います。 もちろん勉強したらとても楽しいし、それはすごく大切なことですが、 多くの人たちが難しいと思ったり「私は詳しくないから…」と一歩引いてしまうような 現状があるのであれば、そうじゃないよって伝えたいんです。 会いにいく。頭で考えるのではなくて、ただ人に出会うのと同じように仏様に会いにいけたら、 それだけで身近に感じられるかもしれないよって。 仏像を遠いと感じている人たちの背中を押せたらいいなって思います。 戸松 仏像に「会う」。仏像ガールさんの思いが伝わってくる言葉ですね。 今回から『全仏』誌の表紙をご依頼させていただきますが、ご自身の中でどのような思いを抱かれていますか。 仏像ガール® そうですね。 私がもっているものや誇れるものって、あまりないんです。 仏像ガールといっても、仏像の専門的な知識がたくさんあるわけでもなければ、 お坊様のように修行をしてきたわけでもありません。 私がもっているのは、仏像に会いたくて歩いてきた経験と、 仏像が大好きだっていう気持ちだけなんです。 なので、背伸びすることなく等身大の私が感じた、仏様が生きている町の風景や、 人々のあったかさのような、仏像と人間が同居している日本の景色を 伝えられたらいいなと思っています。 戸松 なるほど。 人が感じられるあたたかみのある風景ですね。 先程おっしゃった「人間ってすごい」という感動が、 ご自身の活動を貫いていることがよくわかりました。 笑顔で迎えてほしい 戸松 様々な出遇いを経験されている中で、お寺さんやお坊さんに対する思いはありますか。 仏像ガール® お寺様、お坊様に望むことはひとつだけで、笑顔で迎えてほしい!ということですね。 もちろん笑顔で迎えられることもあって、嬉しいときもありますが、逆にすごく悲しい思いをする場合もあります。 仏様はとってもにこやかなのに、その手前にいらっしゃるお坊様が笑ってなかったりすると、どうしてって。 戸松 そういうときもあるのですね。 他にはどのようなことを思いますか。 仏像ガール® お寺や仏様について知りたいって思ったとき、 いつでも聞ける窓口をつくっておいてほしいというか、 心を開いていてほしいというか、そんなことを思います。 それが先程の笑顔で迎えて!という願いにつながるのですが。   私自身もそういった経験があります。 聞きたくても、お坊さんがいないとか、お坊さんが知らないとか。 煙たがられた経験もありますしね(笑)。 誰かが、特に若い人たちが仏像やお寺に興味をもったら、 その芽を潰したくないなって思うんです。 できるだけ大切にしたい。そのために、お坊様の役割はとても大きいと思うので、 いつでも笑顔で迎えていただけたらなというのが一参拝者としての願いです。 仏教や仏像もみんなのご先祖さまがここまで大切にしていたんだよっていう心や想いが、 後世にも伝わっていったらうれしいですね。 戸松 なるほど。 お話をお伺いして、人生を仏像に捧げると。 そんな中で、私もお坊さんになろうと考えたことはありますか。 仏像ガール® 本当によく聞かれる質問です。最終目標はお坊さんですかって。 実は、出家したいと思ったことは一度もないんです。 修行や得度しないとわからないことは、たくさんあると思うので、 それを知りたいなという気持ちはなきにしもあらずですが。 考えてみると、私が仏像ガールとして活動できているのは、 お寺様や仏像と一般の方をつなぐ、その間にいられるからなのかなって。 間というか、一般の人たちの中にいられるからだと思うんです。 こんな女の子が「仏像好き」って言ってるんだったら、じゃあ私にもわかるかな、という感じで。 なので、仏像ガールとしては、一般の方の中の「仏像が好きな一人」としていたいなと思います。 ティック・ナット・ハンから思うこと 戸松 お話をお聞きして、ふと思ったことがあるのですが。 ティック・ナット・ハンはご存じですか。 仏像ガール® いえ、はじめて伺いました。どのような方なのですか? 戸松 私がアメリカにいたときに出会って、私の人生が変わったというかね。それほどインパクトがあって。 ベトナム出身のお坊さんで、ベトナム戦争中に和平のために努力をした方です。 結果として、国外追放になって、今はフランスにいるんですけど。 ベトナム戦争の当時から、仏教のソーシャルサービスというんでしょうか。 目の前に、戦争で苦しんでいる人たちがいるのに、お坊さんが祈りという名の下に、 瞑想をしたり、御経を勤めているだけでいいんだろうかと考え、助けを必要としている人々を支援していらっしゃいました。 彼が言ったのは、中道ということで、南北ベトナムのどちらにもつかないということでした。 どちらにもつかないことによって、結果として両方から攻撃されましたが、 それでも中道がすごく大事だということを説いていました。 そういう経験を通して、月を指す指はいろんな指がある。 だからどの指が一番いいとか悪いとかを言い争ってはいけないということをおっしゃっていましたよ。 お話をお伺いしていて、思いをもって仏像と出会うことによって、 仏教を自然に感じられているのかなと。 私は仏教のすばらしさというのは、縁を大事にしていくと、そういうところに行き着くのかなと。 仏像ガール® そうかもしれませんね。 戸松 ご自身が感じられた、自然な気持ちを伝えている方のお話が、 多くの方の心に響くと思います。是非これからもご活躍なさって下さい。 本日はお忙しい中、ありがとうございました。 仏像ガール® こちらこそありがとうございました。 仏像ガール®(写真右) 1979年神奈川県出身。上智大学比較文化学部卒業。現在、仏像ナビゲータ、奈良国立博物館文化大使(本名ではなく、仏像ガール®として活動)。著書に「感じる・調べる・もっと近づく仏像の本(山と渓谷社)」等。 戸松義晴(写真左) 1953年東京都出身。ハーバード大学神学校において、神学修士取得。現在、浄土宗心光院住職、全日本仏教会事務総長他。著書に「Never Die Alone」「仏教ターミナルケア-エイズホスピス寺院から学ぶもの-」等。  
第25回 世界仏教徒会議 スリランカ大会記念ツアーのご案内

2010年9月1日 国際交流  

WFB創立60周年記念祝典 第25回世界仏教徒会議スリランカ大会 記念ツアーのご案内  財団法人全日本仏教会が日本センターとして加盟するWFB(世界仏教徒連盟)主催による、第25回世界仏教徒会議がWFB創立60周年記念祝典と併せて、11月にスリランカで開催されます。  WFBに日本を代表して加盟している唯一の団体であります本会では、記念祝典に参加すべくツアーを企画いたしました。期間中には、記念祝典の参列と世界遺産4カ所の訪問を予定しております。  この機会に一人でも多くの皆さまにご参加いただき、国際交流ならびにスリランカの仏教事情に関して、造詣を深めて頂ければ幸いです。  ご参加お待ちしております。 ■ツアー名称■ 第25回世界仏教徒会議スリランカ大会記念ツアー ■旅行期日■ 平成22年11月15日(月)~11月20日(土)[4泊6日] ■場所■ スリランカ(コロンボ・キャンディ・ダンブラ・シギリヤ・ポロンナルワ) ■旅行代金■ 177,000円(一名) ※追加代金や税金等は下記パンフレットをご参照下さい。 ■募集人員■ 成田発30名(最少催行人員:15名) ■参加資格■ 全日本仏教会加盟団体関係者及び賛助会員 ■申込締め切り日■ 平成22年10月8日(金) ※但し、定員になり次第締め切らせていただきます。 ■申込方法■ 下記申込先に電話にてご連絡下さい。 企画・申込先 財団法人全日本仏教会 〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-4 明照会館2F Tel:03-3437-9275 Fax:03-3437-3260 担当:垣内・中村 第25回世界仏教徒会議公式HP(英語版)      
第41回 全日本仏教徒会議 栃木大会開催 11月9日・10日

2010年9月1日 過去に開催した大会・会議・記念事業の報告  

第41回 全日本仏教徒会議 栃木大会開催要項 大会テーマ 慈悲の心「社会参加仏教」 開催期日 平成22年11月9日(火)~10日(水) 主 催 財団法人 全日本仏教会 栃木県仏教会 大会日程 第1日目 日  時 11月9日(火) 12時受付開始 会  場 宇都宮グランドホテル 開会式       12:30~ シンポジウム    13:25~17:15 「社会参加仏教の課題と展望」=エンゲージド ブッディズム コメンテーター 山折哲雄(宗教学者) パネラー    金子 昭(天理大学教授) パネラー    ランジャナ・ムコパディヤーナ(デリー大学教授) コーディネータ 山口幸照(高野山大学准教授) 質疑応答あり ※ シンポジウム「社会参加仏教の課題と展望」には、どなたでもご 参加が可能です。是非ご参加下さい。(参加費 2,000円) 加盟団体代表者会議 15:25~ 交流懇親会     17:45~ 第2日目 日  時 11月10日(水) 9時15分受付開始 会  場 宇都宮市文化会館大ホール 記念式典      9:45~ 法要・日光山輪王寺「延年の舞」 特別講演     10:45~ 講師 瀬戸内寂聴「忘己利他」 ※瀬戸内寂聴師による特別講演は ご本人の体調不調により中止となりました。 記念講演     11:30~ 講師 船村 徹「我が演歌的人生考」 大会宣言・大会旗返還 12:40~ オプショナルツアー「世界遺産・日光輪王寺」 (9月30日までに下記事務局にお申し込み下さい) お問い合わせ 第41回全日本仏教徒会議栃木大会事務局 電話 028-635-3551 FAX 028-635-3553 他、詳細は開催要項をご覧下さい。 開催要項ダウンロードはこちらから
「首相及び閣僚の靖国神社公式参拝について(中止の要請文)」提出について

2010年8月11日 声明・談話・要望書  

標記の件に関しまして、本会は8月10日午後4時に、下記宛てに本会理事長名の要請書 (別紙)を提出いたしました。戸松義晴事務総長が福山哲郎内閣官房副長官を通じ菅直人内閣総理大臣へ手交いたしました。  本会及び加盟団体は、仏教を通じて世界の国々との交流と相互理解をこれまで深めてまいりました。この度の中止要請文は、靖国問題を日本と中国・韓国などアジア諸国との政治・外交上の問題として捉えて提出したものではありません。  本会はあくまでも「信教の自由」と「政教分離の原則」を堅持すべきという理由から中止要請文を提出いたしました。 同日午前の閣議後の記者会見において、首相及び閣僚が靖国神社公式参拝を行わない、との発表がありました。本会は、永年(本年33回目)に渡る要請文の提出の中、このたび菅首相及び閣僚が本会の要請に沿った決断をされた事に感謝の意を表します。  また、同日閣議決定された「首相談話」に「朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。」との一文が入りました。  本会は、小泉純一郎元総理大臣が当時行われた日韓首脳会談にもとづき、日本政府より依頼されたご遺骨の返還問題と取り組んでまいりました。本会及び各加 盟団体が広報・調査研究の経費を負担し、全国各地の寺院が調査に協力した成果が今後より生かされて、速やかに遺族の元へご遺骨が返還される事を願っており ます。 福山哲郎内閣官房副長官(左)へ戸松義晴事務総長(右)が要請文を手交 首相及び閣僚の靖国神社公式参拝について  私たち仏教徒は、釈尊の御教え「いのちの尊重・慈悲の精神」にもとづき、争いのない世界を目指して活動してまいりました。 本会は、自由民主党政権時より、首相及び閣僚の「靖国神社公式参拝」に対して、再三にわたり反対の意志を表明してまいりました。  菅 直人首相におかれましては、さる六月一五日の参議院本会議において、靖国神社公式参拝されない旨、明言されました。本会はこのことを高く評価するものであります。  靖国神社は、特定の基準をもって合祀の対象とした戦没者を神霊として祀る神社であり、純然たる宗教施設であることは明白であります。  拠って、一宗教団体である靖国神社に首相及び閣僚が公式参拝することは、どのような形式をとりましても、憲法に定める「信教の自由・政教分離」の原則に違反することは疑いの余地がございません。  最高裁判所は、靖国神社等への公金支出が、金額の多寡を問わず憲法違反に当たるという、明確な判断を示しております。  私たちは、戦後六五年のあいだ日本国民が守り育ててきたこれらの憲法の規定こそが、今日の日本の平和と繁栄の礎となっていることを、改めて確認し伝えていきたいと思います。  戦没者の追悼は、国家が特定の宗教に関わって行うべきものではなく、各ご遺族がそれぞれに真実と仰ぐ宗教によってなされるべきものであることは、当然のことであります。  以上の理由から本会は、現閣僚に対して靖国神社への公式参拝をされないよう、強く要請いたすものであります。 二〇一〇年八月一〇日 財団法人 全日本仏教会 理事長 有 田 惠 宗 内閣総理大臣 菅   直 人 殿
葬儀は誰の為に行うのか?~お布施をめぐる問題を考える~ シンポジウム9月13日開催

2010年7月26日 全仏からのお知らせ  

全日本仏教会 シンポジウム開催のご案内 葬儀は誰の為に行うのか? ~お布施をめぐる問題を考える~  全日本仏教会では、葬儀をめぐる問題を考えるシンポジウムを9月13日午後6時より開催いたします。本シンポジウムは一般の方々を対象とした公開シンポジウムで、無料にて参加が可能です(要申し込み). 詳細に関しては下記をご覧下さい。 シンポジウム開催主旨  近年、特に大都市を中心として「菩提寺を持たない」「菩提寺を知らない」という方々がいらっしゃいます。また「実家の菩提寺は知っているが、今の住まい から離れているので、付き合いがない」など、人口の流動による寺檀関係の希薄化が進み、菩提寺と関係を持たない方々が、突然葬儀という場面に対応しなけれ ばならないケースが増えております。いわゆる家制度が保たれた時代では、数世代が同居し、家長の仕切を見ながら、多くのしきたりを次世代が継承し、寺檀関 係においても「阿吽の呼吸」で過ごすことができました。  では、そのようなことを知らない方々はどう対応すればいいのでしょうか?いったい寺檀関係とは何でしょうか?葬儀のときに僧侶に渡す「お布施」とは、どのような意味が込められるものなのでしょうか?  我々僧侶は、菩提寺と関係を持たない方々が、お布施という明確な基準を持たないものに対する不満と、寺院との付き合い方がわからない不安に対して、目を向け、耳を傾けてこなかったのかもしれません。  このシンポジウムは、お布施を通して、僧侶が一般社会からどのように見られているのか。一般の方々と僧侶の間で起きているであろう、葬儀(お布施)に対 する考え方の違いを浮き彫りにして、僧侶と一般の方々との問題の共有を図り、菩提寺と関係を持たない人々に対して葬儀の重要性を共に考えていきたいと思い ます。  さらにはそのような方々と新たに寺檀関係を結ぶことができる葬儀、つまり一般の方々が意義を見いだせる葬儀とはどのようなものかを僧侶自らが「律する」という視点に立ち理解し、一般の方々と僧侶との信頼関係構築の一助となれば幸いです。 ■内容■ 第1部 各講師による講演 1、最近の葬儀事情(データ解説) ○石田 佳宏 (大和総研主任研究員) 2、寺檀関係の変化 ○中島 隆信 (慶応大学商学部教授) 3、僧侶と檀信徒の関係とは ○碑文谷 創 (葬送ジャーナリスト) 4、一般の方々が納得する葬儀とは ○玄侑 宗久 (芥川賞作家 僧侶) 第2部  ディスカッション  コーディネーター(戸松義晴 本会事務総長)を交えて、参加者からの質問を集約し討論。 シンポジストプロフィール 石田 佳宏(いしだ よしひろ) 1962年大阪府生まれ。和歌山大学経済学部卒業。 現在、株式会社大和総研金融・公共コンサルティング部の主任研究員。宗教法人を担当しており、宗教法人の税務調査動向、葬儀価格動向などのレポートを配信。 中島 隆信(なかじま たかのぶ) 1960年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。 その後、内閣府経済社会総合研究所上席主任研究官に就任。現在は慶応義塾大学商学部教授。商学博士。主な著書に『お寺の経済学』『障害者の経済学』がある。 碑文谷 創(ひもんや はじめ) 1946年岩手県生まれ。東京神学大学大学院修士課程中退。 1990年に表現文化社設立。現在、雑誌『SOGI』編集長。主な著書に『「お葬式」はなぜするの?』『死に方を忘れた日本人』がある。 玄侑 宗久(げんゆう そうきゅう) 1956年福島県生まれ。慶応義塾大学文学部中国文学科卒業。 現在、臨済宗福聚寺住職で妙心寺派東京禅センター運営委員。花園大学客員教授。2001年に著書『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。 戸松 義晴(とまつ よしはる) 1953年東京都生まれ。ハーバード大学神学校において応用神学と生命倫理学を学び神学修士取得。現在、浄土宗心光院住職・財団法人全日本仏教会事務総長・浄土宗総合研究所専任研究員等。 著書に『Never Die Alone』『仏教徒ターミナルケア-エイズホスピス寺院から学ぶもの-』等多数。   ■開催日時■  平成22年9月13日(月) 午後6時~午後8時30分 ※ 受付開始は5時30分より ■会場■ 秋葉原ダイビル2階 コンベンションホール JR秋葉原駅電気街口徒歩1分 ■参加費■  無料 ■定員■  350名(先着順。定員になり次第、締め切りとさせて頂きます) ※定員になりましたので、申込を終了致しました。  多数のご応募まことにありがとうございました。 ■申し込み方法■  参加ご希望の方は、こちらからFAX専用申込用紙を印刷し、必要事項を明記の上、送信して下さい。  取材ご希望の方は、申込用紙の備考欄に会社名をご記入の上、『取材希望』とご記入下さい。 (事前申し込みの無い取材はお断りさせて頂く場合がございます)  申し込み用紙ダウンロードはこちら ※定員になりましたので、申込を終了致しました。  多数のご応募まことにありがとうございました。 ■お問い合わせ先■ TEL 03-3437-9275 FAX 03-3437-3260 全日本仏教会 社会人権部