お知らせ一覧

全仏からのお知らせ

現下、国内外の情勢が大きく移り変わる中で、宗教がらみの戦争や大規模テロの勃発が相次ぎ、国内では少子高齢化や核家族化が進み人心の荒廃など様々な問題が山積しております。

こうした問題に対して、各種声明・意見書・要望書を提出及び発表しております。

全仏からのお知らせ一覧

加盟団体からのお知らせ

加盟団体からのお知らせ一覧

加盟団体へのお知らせ

本会の活動を全国のご寺院・所属団体の皆様に広報するため、加盟団体で発行している各機関誌等へ本会記事『全仏だより』の掲載にご協力頂いております。
各団体より要望がございました、過去の『全仏だより』、また最新の『全仏だより』を掲載をさせて頂きます。

また、今後はホームページ上でよりタイムリーなお知らせの掲載も予定しております。

加盟団体へのお知らせ一覧

大会・会議・記念事業開催のお知らせ

大会・会議・記念事業開催のお知らせ一覧

過去に開催した大会・会議・記念事業の報告

過去に開催した大会・会議・記念事業の報告一覧

救援活動

救援活動一覧

国際交流

国際交流一覧

広報活動

広報活動一覧

声明・談話・要望書

声明・談話・要望書一覧

共催・後援・協力

共催・後援・協力一覧

イベント情報

イベント情報一覧

パキスタンにおける学校襲撃に対する理事長談話

2014年12月17日 声明・談話・要望書  

パキスタンにおける学校襲撃に対する理事長談話 去る12月16日、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルにおいて、国外のテログループにより学校が襲撃され、多数の生徒らが死亡・負傷しました。  日本における伝統仏教界の連合体であり、国内唯一のWFB(世界仏教徒連盟)日本センターである全日本仏教会は、多くの尊い「いのち」が一瞬のうちに奪われるというこの悲惨な報に接し、遺憾の意を表明いたします。 全日本仏教会は、一人ひとりの「いのち」が尊重される社会を築くため、今後とも仏教文化の宣揚と世界平和の進展に寄与してまいる覚悟であります。 2014年12月17日 公益財団法人 全日本仏教会 理事長 齋藤 明聖
長野県北部の地震により被害にあわれた皆さまへ

2014年11月25日 声明・談話・要望書  

長野県北部の地震により被害にあわれた皆さまへお見舞い申し上げます このたびの長野県北部の地震の報に接し、現地において、負傷された方、家屋等の被害を受けられた方々、今なお避難生活を余儀なくされている方々が多数おられる状況であります。 本会は、被害に遭われた皆様に対して心よりお見舞い申しあげます。 一日も早く、皆様が平穏な生活を取り戻せますことを念じ申しあげます。  2014年11月25日 公益財団法人 全日本仏教会 理事長 齋藤 明聖
宗教者がタスキをつなぎゴールを目指す「IntreFaith駅伝」2015年版特設サイトがオープン

2014年10月31日 国際交流  

御嶽山噴火により被害にあわれた皆さまへお見舞いを申し上げます

2014年10月2日 声明・談話・要望書  

御嶽山噴火により被害にあわれた皆さまへ このたびの御嶽山噴火の報に接し、現地において、噴石や降灰によりお亡くなりになられた方々、安否の確認ができない方々が多数おられる状況であります。 本会は、尊い生命を奪われた方々とご遺族の方々に衷心より哀悼の意を表し、心よりお見舞い申しあげます。 また、行方不明の方々の捜索活動が進められ、一刻も早い救出が出来ますことを念じ申しあげます。  2014年10月2日 公益財団法人 全日本仏教会 理事長 齋藤 明聖
記録的集中豪雨による被害にあわれた皆さまへお見舞いを申し上げます

2014年8月25日 声明・談話・要望書  

記録的集中豪雨による被害にあわれた皆さまへ このたびの記録的な集中豪雨により、広島市北部をはじめ各地において、土砂災害や浸水など甚大な被害が発生し、お亡くなりになられた方々や安否の確認ができない方々が多数おられる状況であります。 本会は、このたびの災害により尊い生命を奪われた方々に衷心より哀悼の意を表し、家屋浸水・倒壊により困難な生活を強いられているすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 また、行方不明の方々の捜索活動や、被災地域の救援活動が進められますことを念じます。  2014年8月25日 公益財団法人 全日本仏教会 理事長 齋藤 明聖
台風11号12号による被害にあわれた皆さまへお見舞いを申し上げます

2014年8月12日 声明・談話・要望書  

台風11号12号による被害にあわれた皆さまへ このたびの台風11号12号は、日本全国に記録的な豪雨をもたらし、土砂災害や浸水など各地に甚大な被害を及ぼし、人命をおとされた方、未だ安否の確認ができない方々がおられる状況であります。 あらためて、このたびの台風により尊い生命を奪われた方々に衷心より哀悼の意を表しますとともに、深い悲しみのなかで困難な生活を強いられているすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 さらに行方不明の方々の捜索活動、被災地域の救援活動が進められますことを念ずるものであります。   2014年8月12日 公益財団法人 全日本仏教会 理事長 齋藤 明聖
「首相及び閣僚の靖国神社公式参拝中止についての要請」文書を安倍晋三内閣総理大臣へ提出

2014年8月7日 声明・談話・要望書  

公益財団法人全日本仏教会(以下、本会)は、2014年8月7日(木)、安倍晋三内閣総理大臣宛に「首相及び閣僚の靖国神社公式参拝中止についての要請」文書を、自由民主党本部において齋藤明聖本会理事長から竹下亘自由民主党組織運動本部長・財務副大臣へ手交いたしました。   提出いたしました要請文書(全文)は下記よりご覧いただけます。 「首相及び閣僚の靖国神社公式参拝中止についての要請」文書(全文・PDF)   本会は、すべての戦没者の追悼は、遺族を含め国民一人一人がそれぞれ信じる宗教儀礼によってなされるべきものであり、「信教の自由」を遵守する観点から、1981年の声明書以来一貫して首相及び閣僚の公式参拝に反対の意思を表明し続けてまいりました。 この要請は、靖国神社は宗教法人法に定める宗教施設であり、特に首相及び閣僚は、国を代表する公人であることから、その宗教行為については「政教分離」の原則にもとづくべきであることを主張するものであり、決して靖国神社や国に殉じた全ての戦争犠牲者を否定するものではありません。 現在も本会加盟の全国の寺院においては、先の大戦をはじめとした、すべての戦争犠牲者に対し敬意を払い、仏教者として丁重に供養を行なっています。本会は、かつて私たち仏教者が戦争に加担してしまったことへの反省を踏まえ、今回の要請活動等を通じ、争いのない平和な世界が訪れる事を切に願うものであります。   要請文書を手交 (左:竹下亘衆議院議員 右:齋藤明聖本会理事長)
集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に関する理事長談話

2014年7月1日 声明・談話・要望書  

本会は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に関する理事長談話を、7月1日付けで報道各社にプレスリリースを致しました。   集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に関する理事長談話 私ども公益財団法人 全日本仏教会は、定款にも示されるように、仏陀の「和の精神」を仰ぐことこそ、世界の恒久平和の要諦であることを提言し続けてきました。 それは、この精神に基づく「共生」の思想が、歴史的にも今日的にもわが国伝統仏教界を貫流し、しかも重大な現代的意味を持つとの認識と自覚によるものであります。 「共生」とは、すべての人間は生きあう「いのち」を生きているという平等性であります。それは、同じ「いのち」を分けあって生きているとも言えましょう。したがって、生きあう「いのち」どうしが争うと「いのち」全体が損なわれてしまうのです。 本日、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされたとのことでありますが、これが実行されれば、日本人が国外で人を殺し殺されるという事態が起こり得る可能性があり、日本国憲法に示される戦争放棄を捨て去ることになりかねません。 戦争は最大の暴力であり、無辜(むこ)の人々に犠牲を強いる愚行そのものであります。いかなる理由であれ、自己を正当化して、かけがえのない「いのち」を武力で奪いとることは、何人にも絶対に許されることではありません。 この厳粛なる事実こそ、平和に生きようとするすべての人々にとっての燈火であり、寄る辺であると、私たちは教えられてきました。主張や利害の対立は、武力行為によってではなく平和的な話し合いによって解決されなければなりません。 仏陀の「和の精神」を仰ぐ者として、このたびの集団的自衛権の行使を容認する閣議決定には、人間の知恵の「闇」を垣間見るがごとき、深い憂慮と危惧の念を禁じ得ません。 2014(平成26)年7月1日 公益財団法人 全日本仏教会 理事長  齋 藤 明 聖 齋藤明聖理事長の略歴等はこちら
第31期会長・副会長・理事長・事務総長ご紹介

2014年6月26日 全仏からのお知らせ  

■第31期会長■ 氏名:加藤 精一(カトウ セイイチ) 生年月日:昭和11年6月27日生  現職:  〇真言宗豊山派第32世管長  〇総本山長谷寺第86世化主  〇東京都第五号宗務支所第224番南蔵院住職(東京都練馬区) ■第31期副会長■ 氏名:常磐井 慈祥(トキワイ ジショウ) 生年月日: 昭和34年11月18日生 現職:  〇真宗高田派専修寺第25世法主  〇公益財団法人中村元東方研究所研究員  〇東方学院講師 氏名:石田 智圓(イシダ チエン) 生年月日:昭和10年7月9日生 現職:  〇律宗管長  〇唐招提寺第87世長老  〇公益財団法人美術院評議員  〇奈良古文化保存協会理事  〇公益社団法人奈良市観光協会顧問 氏名:鷹司 誓玉(タカツカサ セイギョク) 生年月日: 昭和4年10月28日東京都生まれ 現職:  〇大本山善光寺大本願法主  〇全日本仏教婦人連盟名誉会長  〇全日本尼僧法団総裁及び長野県支部長  〇浄土宗吉水会名誉顧問及び長野県支部長  〇ガールスカウト日本連盟長野県第31団団委員長  〇道心会総裁 ■第31期会長・副会長任期■ 平成26年4月1日~平成28年3月31日 ■第31期理事長■ 氏名:齋藤明聖(サイトウ アキサト) 生年月日: 昭和27年4月23日東京都生まれ 現職:  〇真宗大谷派 明順寺住職(東京都台東区) 略歴:  〇文部科学省宗教法人審議会元委員  〇真宗大谷派東京教区前教区会議員参事会員  〇浅草仏教会元理事長  〇財団法人全日本仏教会第26期事務総長   ■第31期事務総長■ 氏名:倉澤 豊明(クラサワ トヨアキ) 生年月日: 昭和32年12月6日東京都生まれ 現職:  〇浄土真宗本願寺派 圓正寺住職(東京都中央区)  〇東京教区スカウト指導者会理事  〇東京教区中組組長 略歴:  〇東京教区青年僧侶協議会元理事長   〇財団法人全日本仏教会第24期財務部長 ■第31期理事長・事務総長任期■ 平成26年6月18日~平成28年6月
世界経済フォーラム2014(ダボス会議)参加報告

2014年5月9日 国際交流  

北河原公敬副会長 世界経済フォーラム2014(ダボス会議)参加報告 全日本仏教会として2度目の参加 2014年1月21日~25日、全日本仏教会副会長で華厳宗大本山東大寺の北河原公敬長老ご夫妻とともに、全日本仏教会を代表して、世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)に通訳として参加させていただきました。全日本仏教会としてダボス会議に参加するのは、2010年、当時第28期会長の総本山金剛峯寺第412世座主・高野山真言宗管長の松長有慶猊下に続いて2度目です。 このたびのダボス会議では「reshaping the world(世界を再形成する)」というテーマのもと、世界中から政治家・経済人・学者、そして少数ではありますが、アーティスト・宗教家がスイス・ダボスの地に集い、さまざまなテーマについて議論や意見交換が行われました。日本からは安倍晋三首相や日銀の黒田東彦総裁をはじめ、政財界を中心に100名ほど参加され、海外からもイランのロウハニ大統領、イギリスのキャメロン首相、イスラエルのネタニヤフ首相など約2000人のリーダーが集まりました。 期間中参加した内容 21日:ソチ・オリンピックのレセプション(ロシア政府主催) 22日:セッション「拷問を撲滅させよう」(イギリス国教会)  私たちは、21日の深夜に現地入りして、本格的には22日の午後から行われましたセッションより参加させていただきました。 まずは現地のイギリス国教会にて行われた「拷問を撲滅させよう」というセッションから参加させていただきましたが、こちらでは仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教などさまざまな宗教の代表によって拷問の撲滅に対してのスピーチと祈りがささげられました。 セッション「拷問を撲滅させよう」の様子 22日:安倍晋三首相基調講演  夕方には安倍首相が基調講演をされるということで拝聴しに参りました。今回のダボス会議では日本の首相が初めて基調講演をされるということで、会場は満員で、このセッションに合わせてスイスのブルカルテール大統領がスピーチされ、イランのロウハニ大統領もわざわざ来場されていたことからも注目度の高さが察せられます。 安倍首相はユーモアも交えながら全て英語で講演されましたが、講演後のシュワブ博士からの質疑で靖国神社参拝の話題が出て、海外でも関心の高さが伺えました。また、首相は、講演の中で今後日本が達成する課題についても触れていましたが、私個人として目標は高いほうが望ましいですが、果たして達成されうるのか、私たちの覚悟と行動力が求められる内容でした。歴代の首相演説は確実に達成し約束できることを述べられていたと思うのですが、今回のものは努力目標といったイメージで、首相の講演内容も変化してきている印象です。 23日:日本・アフリカ地域間交流朝食会 翌日23日には元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏を中心に開催された、日本・アフリカ地域間交流朝食会に参加させていただきました。ガーナ大統領やルワンダ財務大臣などアフリカ諸国の要人ならびに日本政府要人の皆様と、アフリカに対するこれまでの日本の貢献ならびに今後の支援の在り方について話を進めて参りました。印象的だったのは、日本の長期的な、かつ国や地域をまたいだ支援が非常に高い評価をいただいているということ、そして、アフリカにおいても女性の社会進出が経済的にも社会的にも欠かせない、ということです。日本ではあまりアフリカ支援について報道はされませんが、現地の皆様からの評価は非常に高く、新鮮な驚きを覚えました。 日本・アフリカ地域間交流朝食会の様子 23日:日本企業主催「Japan Night」等 ダボス会議では前述のセッションだけではなく、各参加者といろいろな交流を図ることができます。セッションの合間にはダボス会議の主催であるクラウス・シュワブ博士や日本人として初めてアメリカ・MITメディア・ラボ所長になられた伊藤穣一先生など各界の皆様と懇談させていただきました。また、世界各国が自国をPRしようとレセプションを開催しておりますが、Japan NightやJapan Lunchといったイベントはお寿司をはじめとする和食の評価が非常に高く、ダボスでも一二を争う人気です。今回も600名以上の皆様がお越しになり和食を堪能されましたが、「食」は所属や立場を超えて輪を広げる力があり、日本の底力を垣間見ることができました。 北河原副会長とシュワブ博士 その他の個別面談 そして、今回のダボス会議で私が感じたもうひとつ大事なことは、世界の皆様が仏教に対して非常に期待されている、ということです。そしてそれは、いわゆる現在の指導者ではなく、特に20代や30代の若者からそう感じるということであります。 ダボス会議では、登録すれば誰でも参加できるオープン・セッション、招待された方だけが参加できるプライベート・セッション、そして、参加者の中から特にこの人に会って話がしたい!という人に個人的にコンタクトをとって面談するバイ・ミーティングというのがあります。 若手リーダーとの個別面談の様子 今回、北河原副会長に直接会ってお話をしたい、と世界中から個別ミーティングの依頼がありました。時間も限られている中、ご依頼があった、イギリス、中国、ニュージーランド、シンガポールの方と面談させていただきました。世界中の戦地で活動するNPOの代表、中国の政府機関で働いておられる方、オックスフォード大学で哲学を教えていらっしゃる方、いろいろな方が来られましたが、特徴は皆さん20代もしくは30代の方だったということです。 資本主義経済の煩悩にまみれた世の中で、仏教の教えをどのようにビジネスに生かしていけばよいか、戦争で敵味方に分かれてしまった方をどのように和解していただけばよいのか、そして日本と中国に代表されるように地域間の摩擦を解消していくには宗教や文化レベルでの交流が一番大事なのではないか、いろいろな質問がありましたが、北河原副会長はすべての質問に真摯に答えてくださいました。 私が特に印象に残ったのは、日中関係をどのように改善させればよいかという質問に対して、副会長が鑑真のお話をされたことです。今から1300年前、日本に仏教は伝わってはいましたが、「戒律」というものがなく、僧侶を承認する機関がありませんでした。そこで中国の高僧であった鑑真に、是非どなたか戒律を日本に授けていただける弟子を派遣いただけないかと要請に行かれました。ただ、当時は日中の往来は大変危険を伴い、弟子の誰もが二の足を踏んでいたのです。そこで鑑真は、相当なご高齢であったにも拘らず、それであれば自分自身で日本に行くと決断され、5回にも亘って難破などで日本への渡航に失敗し、その間に両目を失明されながらも日本にやってきてくださいました。まさに、日中交流のパイオニアであります。 そして、1300年の時が流れ、上海万博で東大寺の鑑真像を是非中国の皆様にもお参りいただきたいと、中国にお渡りになったことがありました。鑑真は江蘇省・揚州ご出身だったわけですが、それを聞きつけた揚州の共産党書記から是非鑑真像に里帰りしていただきたいと要請がありました。折しも、尖閣諸島問題が起きて、反日運動が最も大きくなっておりました。 一度は中止も考えられたようなのですが、揚州の政府からどうしてもお迎えしたい、という依頼があり、鑑真像が里帰りされたそうです。その際には北河原副会長も同行されたのですが、なんと街はみな大歓迎でパレードのように大勢の方が集まり、衛星放送で全土に中継されたようです。 日中の交流は1000年、2000年に亘って続いております。鑑真は1300年経った今もなお、こうやって日中の橋渡しをしてくださっています。尖閣問題に象徴される日中間の問題はここ50年~100年ほどの話であって、私たちはもっと長い目で交流をしていかねばなりません。 北河原副会長はこのようにおっしゃり、先方もいたく感動していらっしゃいました。日本と中国の政治家や学者が集まると、解釈が違うだの、そんなこと言っていないだの、結局いつもケンカになってしまって前向きな話し合いにならない。ある方がそうおっしゃっていました。 私も同感で、今回いろいろな方とお話しし、お考えを伺いましたが、実は、身近でずっとお話を伺うことができた副会長のお話が、私にとっての一番の収穫であり、心に残るものでした。そして、世界の皆様にとっても、それは同じだったと思っています。 中国政府で働く若手のリーダーは、 「今、中国は超のつくほどの資本主義にまみれています。残念ながら、文化大革命によって宗教や倫理観というものが根底から破壊され、私たちのよりどころはマーケットしかなくなってしまいました。しかし、高成長が終わろうとしている今、少数ではありますが、中国の若者で自分たちが失った大事なものをもう一度取り戻し、生きる指針を見つけたいと思っている人もいます。私は仏教を信仰していますが、ビジネスの世界にあっても、政治の世界にあっても、中国の皆様を正しい教えで導きたいと感じています。どうかこれからも、いろいろな教えをお願いします」 とおっしゃっていました。 最後に このたび各界の皆様と出会うことができ、自分にとっても大変勇気づけられました。いろいろ難しい問題はありますが、私は自分たちの世代に大いに期待していますし、将来は悪くないと考えています。私も今回体験したこと、感激したことを忘れず、精進してまいりたいと思います。 今回、私どもに課せられた使命というのは、ともすれば短期的な狭い視野で議論されがちな政治や経済の分野において、信仰や宗教の力が世界の平和や繁栄のためにどう資することができるのか、仏教の智慧を参加された皆様方と分かち合うことにありました。 最後に、このような貴重な機会を与えてくださいました全日本仏教会の皆様や関係者の皆様に心より御礼申し上げます。 執筆者 第30期国際交流審議会委員 松山大耕(臨済宗妙心寺派退蔵院副住職) 北河原副会長と小職